患者Xさんは、卵巣ガン第1期(とても初期のガン)、ガンの種類は腺ガン。手術により卵巣のみを摘出し、抗がん剤(タキソールのみ)で追加治療を行うが、半年後に子宮体ガンが発見され、私と同時期に入院していた人である。
再発か単独でできたガンなのか不明。広汎子宮全摘手術を受ける事になった。
術後、感染症を起こし2週間くらい高熱が引かなかったが、無事退院。
抗がん剤(タキソールとパラプラチン)の追加治療が始まった頃、突如尿漏れが始まった。
検査の結果、膣と尿路が癒着して穴があいた事によるものだった。
治療は尿路にカテーテルを通して尿が膀胱へ溜まるようにし、ピアスの穴がふさがるように、自然に治るのを待つ方法をとっている。
このケースはまれなケースらしいのだが、婦人科の手術を受けた人は、腎臓と膀胱をつなぐ場所にカテーテルを入れている人が多いのは事実である。
カテーテルを入れないまでも、術後の排尿困難や排尿に関する違和感については訴える人が多いが、トレーニングでほとんどの人がほぼ元の状態に戻り、通常の生活を送ることができる。
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