PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

中古マンションのすすめ14

2012-11-13 14:59:16 | 日記
 中古マンションを選ぶ時の注意として建物の形状によっても耐震性が異なります。

 おなじ基準で建てるとすべて同じ強さになるのかというと、必ずしもそうではないのです。

例えば一階が駐車場や駐輪場になっているケースがあり、壁が少ない建物は耐震性が

弱いとされています。(ピロティーといいます)阪神・淡路大震災でも全体に新耐震設計で

たてられたものは被害者が少なかったのですが、このピロティー構造は例外的に被害がありました。

ピロティータイプの構造は、壁の量が少なく、殆ど柱だけで2階より上の重さを支えなければ

なりません。そのてめ大きな揺れに耐えられず、一階が崩壊してしまった例が多く見られました。

同じ例で、一階に大きな店舗が入っている場合も弱くなる場合があります。

 震災当時、復旧活動で約3ヶ月程現地に泊まり込みで活動していましたが、三宮駅近くのダイエーが

入っていたビルが一階だけ破壊され傾いていたのをはっきりと今でも覚えています。

 ピロティー構造とは逆に、壁量が多く、かつ均等に配置されている中低層のマンションでは、

古くても殆ど被害がありませんでした。


 見た目には、面白味には掛けますが、箱形の建物や一階が駐車場になっていても壁量が充分にある建物が

一番安定しやすいということになります。


では、本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。