
ごんたの最後の運動会がありました。
ウェルカムプレートには、毎年年長さんの切り絵がお出迎えです。

一番得意な竹登りです。

垂直の板をよじ登って飛び越えます。

逆上がりをして連続で回りました。この間まで、出来たり出来なかったりしていたのですが、本番は、なんと8回も回りました!!親もびっくりです。

園ができて4年目です。ごんたの描いたこの運動会の絵は、園が存続する限り、増やされていきます。年長さんのときに1度だけ描くことが出来ます。後ろに見える国旗がいつしかなくなって、ずべての絵が園児の作った旗で満たされる日がいつか来ることでしょう。何十年か後にごんたが保育園を訪れたときに、この絵に出迎えてもらえますように。
保育園最後の運動会は、感無量でした。
手が汚れた~。服が濡れた~。・・・・・
神経質で、潔癖症で、いつも、泣いていた。
はきはきしている女の子に、やり込められては、おどおどしていたごんた。
こんなに逞しくなるとは思いませんでした。
帰り際に、副理事長さんから、そっと耳打ちされました。
「ハンデのある子が多いクラスの中で、誰とでも仲良くできて、困って居る子にさりげなく本当に自然にそっと手を差し伸べたり、言葉をかけたり出来る素敵なお子さんだと、担任から伺っていますよ。・・・・・」
親として、本当に嬉しい言葉を頂きました。
でも、ごんたにとっても、一般的に見ればハンデのあるお子さんから、本当に多くのことを学んだり、助けてもらったりしているのです。
ごんたの報告する、いろいろな会話からも分かります。
人は皆、誰もが、与えるばかりではなく、与えて貰ったりして交わっているのだと思います。
そして、その交流から生まれる、いろいろな出来事や、感情の往来が、人間として生まれた醍醐味でもあるのではないかと思っています。