いわき市に住む母親が病院に運ばれ、福島市の職場から急いで駆けつけたのが金曜日。
成功確率の比較的高いカテーテル施術で、長くかかっても3時間、という説明で午前9時から施術が始まった。が、まったくの見込み違い。
正午過ぎに執刀医が家族を呼んだ。施術が終わったのかと思っていたが、医師は「きわめて難渋している状況。治療成功の可能性は5パーセント。最善を尽くしますが、心の準備を」と説明。
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急な坂道を自転車で猛スピードで下る。
地面は大粒のじゃり。ところどころツルツルの粘土も顔を出している。
自転車はバウンドしながら走っていく。が、ハンドルを取られて、前輪が制御を失う。転んだ、いや、とんだ。
息子の体は、地面に打ちつけられた。
◇
いまの落ち方、首からだったらヤバいかも…。
が、息子は即座に立ち上がる。
「イッテー!」 . . . 本文を読む
先日、原発事故の風評被害に関連して、被災地でない場所にも災害があれば被災者の心情を知ってもらえるー旨の記事をこのブログに書いてしまった。
他者の不幸を願うなんて、どんな事情があれ、絶対にいけないことだった。
被災地の人たちが甚大な被害に対しても尚、高潔な精神を見せて復興を目指しているのに、間接的な被災者でしかない自分が、負の感情に走って魔に精神を奪われてしまった。
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