20代半ば、社会部に配属されたのを機にかねてからの憧れだったニコンF3=写真=を購入した。
それまで使っていたFM2もアポロ計画で採用されたほどの名機で、この頃の新聞記者の多くが使用していた。
性能がよく、なにしろ頑丈だった。
木の廊下で釘が出ていたら金槌がわりに釘を打っても大丈夫とさえ言われていた。
そして、F3はその上位機種にあたり、FM2の頑丈さを維持しながらさらに性能 . . . 本文を読む
新しい年を迎えるにあたって、新調するのはパンツ、歯ブラシ、カレンダー、そして手帳。
手帳は30年以上、日本新聞協会の「新聞手帳」を使ってきた。
約30冊の手帳には、その年の出来事、アポイントメント、選挙情報や役所の人事情報、個人的には新年に掲げた目標などの記載がある。
協会が加盟する報道各社ごとに製作。地元の行政機関のほか、新聞倫理綱領、憲法、刑法、民法、著作権法、個人情報保護、特 . . . 本文を読む
昨年12月、福島県内のある地方紙のPR冊子に郡山市の「佐藤ギター工房」の記事が掲載された。
「ギター工房」というとあまり馴染みのない人が多いと思う。板、棒などの木材を一からギターに作り上げていく工場だ。というか町工場(こうば)だ。
世界的にはM社やG社などの大メーカーがあるが、工房は大量生産ではなく1本ずつ作っていく。
代表の佐藤亮太さんは、2011年の東日本大震災のあと「日常の平穏 . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
2025年がスタートして早くも3日目。
というか、12月28日からの9連休も7日目。
部屋の大掃除やら書類やレコード、CDの整理やら、メルカリのマスターやら、積読の処理やら、いろいろとやりたいことが山積していたが、連休の9分の7を経て何も進んでいない。
両親の墓参り、会社の同期との忘年会、バンド仲間との忘年会、有意義だったのはそれだけか。
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少し前のことになるが、12月8日、郡山市民による演劇「ユリと百合子」を鑑賞してきた。
昭和初期に活躍した郡山ゆかりの作家宮本百合子を題材に、戦時下の弾圧や貧しさの中でもたくましく生きる人びとと百合子の姿を描いている。
先のブログで紹介した歌人、田部君子もやはり昭和初期に活動した女性。
男女差別がごく当たり前のように社会にまかり通っていた当時の女性たちは、なんと苦しんできたのだろうか . . . 本文を読む
14日の土曜日、須賀川市のライブハウスで音楽仲間の細やかな忘年会があった。
午後7時から開会だが、少し早めに電車で出かけた。
早めの出発の目的は旧知の料理屋さん。
8月に須賀川を訪ねた際は、知らない居酒屋に立ち寄ってさんざん残念な思いをした。
大好きな須賀川への想いを再確認するためには、その料理屋さんに行くことが「近道」だ。
冒頭の写真は、そのお店のその日の突き出し。
上 . . . 本文を読む
いよいよ寒くなってきた。
冬服も準備したし、先週の日曜日にはタイヤ交換もしたし‥‥
残るは「つめ対策」だ。
なかなか腕前は上がらないのだが、ギターの師匠から「技術はちゃんとした練習が必要だが、出音は毎日ドレミをやってるだけで良くなってくる」と言われている。
「ちゃんとした練習」は生来、嫌いである。
で、この数年、ラジオを聴いたりテレビを見たりしながら、特に集中もせずに毎晩 . . . 本文を読む
12月1日正午ごろ、郡山市の中心市街。
車を走らせているとバイオリンケースを持った子供達の一団に遭遇した。
この約40年、福島県内を転勤して回ってきた。
その中で、バイオリンを背負った子どもの集団に出逢うなんて街は、郡山市ばかりである。
「楽都」を標榜している。
郡山市は、昭和の初期から中期にかけて経済的に大きく発展し、その金に群がるように暴力もはびこった。
「東北のシカゴ」と揶 . . . 本文を読む
田部君子という女性歌人がいる。
福島県いわき市生まれ。昭和初期にごくわずかな期間だけ活動した。
あまり知られていない歌人だが、まだまだ男女差別がまかり通っていた頃に社会に抗い創作を続けた生涯と、瑞々しい感性から創り出された作品を再評価する声が地元のいわき市で高まっている。
少し前の話になるが、10月初め、彼女の足跡を辿るイベントがいわき市で行われ、参加してきた。
実は、昨 . . . 本文を読む
11月30日、寒さに耐えかねて、今冬初めてついに石油ストーブを引っ張り出した。
このところ気温が急に下がってきて朝晩はエアコンだけでは少しつらかった。
反射式の灯油ストーブ。
もはや何年前のものかも分からない。
ファンヒーターではないから電源要らずのこのタイプは東日本大震災でライフラインが絶たれた時に重宝した。
天板の熱がもったいないから夕飯は鍋にしてみた。
タラ、 . . . 本文を読む
約50年前の小学校高学年の体育の授業で、この階段をうさぎ跳びで登らされた。
2人1組みで相方をおんぶして登らされることもあった。
1970年代半ばのことだ。
バカみたい。しかし、鬼コーチ気取りの教諭を斜め目線で見ながらも従うほかなかった。
いわき市平の小鍬倉神社への階段だ。
28日、半世紀ぶりに階段の下に立った。
で、せっかくの機会だから登った。
斜度は45度く . . . 本文を読む
引っ越し荷物の中に埋もれていたオーディオ機器を3年ぶりに引っ張り出してきた。
アンプとCDプレーヤーはマランツ、ターンテーブルはデノン、スピーカーはオンキョー。
すべて中古品。CDプレーヤーはリモコンが欠品しているので格安だった。
ラックはない。引っ越しの時に処分してしまった。
アンプとCDプレーヤーの間にトイレットペーパーの芯を半分の長さに切ったものを咬ました。
しかし . . . 本文を読む
少し前の写真だが、9月11日午後6時ごろ自宅前の公園にて。
やっと秋めいて来たので池周りを散策した。
4日前の定禅寺ストリートジャズフェスの疲れがようやく取れてきた感覚。
60歳を過ぎて、急速に体力が落ちてきている自覚がある。
「来年も定禅寺で演奏できるような体を維持したい」
仕事上がりのウオーキングを誓った。
で、今日は19日。なんとか続いている。
ストレス . . . 本文を読む
定禅寺ストリートジャズフェス、やっぱ楽しかった!
仙台のみなさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
コード間違いも歌詞間違いもミストーンもあったけど、全部含めて楽しかったです!
夜も楽しかったし、昼も楽しかったし。
やっぱ、いいな、定禅寺は。
語彙力少な過ぎて、でもなんて表現していいのか?
言葉には変換できないほど、楽しい経験でした。
ホント、感 . . . 本文を読む
定禅寺ジャズフェス前日の9月6日。
12時に郡山出発。14時、仙台着。
繁華街で遅い昼ごはんを取った後、15時に定禅寺通りに面するホテルにチェックイン。
仙台の中心市街地は無案内なので、翌日に備えて探検に出る。
仙台駅や翌日の演奏場所などを約2時間かけて歩いて回った。
帰り道で少し迷い、17時30分、ホテル帰着。
汗だくになった体をシャワーで流した後、しばしベッ . . . 本文を読む