アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

中庭の桜

2010-03-18 | Weblog
 阿武隈川のほとり、福島県庁の南側にある「杉妻会館」の中庭の桜が、きょう18日現在で、五部咲きほどになっている。


 きょう杉妻会館で行われたイベントには、まだ雪の残る会津地方の人たちも来場していて、早咲きの桜が雪国から訪れた人たちを驚かせ、喜ばせていた。



 すぐ近くの河畔の堤の上にも桜の木は並んでいるが、どれもまだつぼみだ。ネット上の開花予想でもこの辺りは4月半ばだから、中庭の桜は相当な早咲きだ。



 河畔の桜は、川を渡る強い風にさらされている。一方、中庭の桜は塀と垣根の二重の囲みで風から守られている上に、南にのみ開かれた庭なので日光が建物に反射して庭に暖かな空気が滞留する仕組みになっている。小規模な温室構造である。



 あさって20日は、息子の卒園式。


 郡山の開花予想は4月上旬だから桜はとうてい間に合わない。小学校の入学式にも間に合うかどうか。


 早く咲いてくれるのは、確かにうれしい。しかし、散るのも早い。


 遅くても、また、よし。


 長いスパンで考えるとき、早咲きがいいとばかりはいえない。そういう例は人間の社会にも多々、見受けられる。


 不自然な促成栽培は、生き物としての本来の力を弱める。

 自然にまかせるのが一番、ということだろう。

 見る側として肝要なのは、いじり過ぎないことだ。植物も、そして、人も。

 中庭にずっと置いておくのも生きる力を弱めるだろう。中庭の中でしか生きていけなくなる。現状よりも少し厳しい環境を与える、ということも必要だろう。



 4月から家族と同居できることになった。

 念願だった。が、息子に対して過干渉にならないように、“中庭”にしまいこまないように、常に自分に言い聞かせていくことが大切だ。


 というわけで、このブログのタイトル「単身おやじの…」も変更しなくちゃいけないなぁ。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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よかったですね (猫柳)
2010-03-29 01:33:27
常々、単身赴任というものは不健康だと思っています。
一緒に生活できることになったということで、まずは、おめでとうございます。

バイオリンに触れなくなって、ちょっと寂しいですけど^^
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