土曜日、夕方の散歩の道すがら、お気に入りの居酒屋に寄った。
息子を早めに寝かしつけたいからどこかで時間をつぶしてきてくれと、妻に5000円を持たされ、外に出た。
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この日、息子は昼寝をしなかったので、いつもより早く寝かさなくてはいけなかった。
が、私がいるといつも「たたかい」をしたくてしたくて、興奮して寝ようとしない。眠くてふらふらしているくせに「たたかいしよう . . . 本文を読む
ヴァイオリンを習っているS先生の教え子たちによる「クラスコンサート」に昨晩、仕事のあと参加した。
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9人が、現段階で取り組んでいる曲を披露した。最後には、生徒たちのアンコールで先生が演奏を披露してくれた。
私は、一緒にレッスンを受けているTさんとのアンサンブルで、バッハのメヌエットを演奏した。
人前で演奏するのは初めてだったが、今までで一番うまく弾けた。いつもうま . . . 本文を読む
息子のマイブームは、平仮名を読むこと。遊びである。
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図鑑を見ていると「ぽ・ぽ・ん・た」「り・ゆ」。
花の名前を反対から読んでいる。
食堂に入ると「は・き・に・こ・だ・わ・り」。
「餃子は焼きにこだわり」というポスターの平仮名だけを読んいる。「こだわり」という字がかなり達筆で読みづらい。「すごいねぇ」と言われ、悦に入っている。
随分と読めるようになって . . . 本文を読む
いい居酒屋、見つけた。
「けむり」
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偶然、立ち寄った。
注文したのは
「砂肝の岩塩焼き」
「ささ身のヅケ」
「砂肝のカレー焼き」
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余計な説明は陳腐。
おいしかった。
お通しの真面目さにも、かなりびっくりした。
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郡山にこのレベルの店があるとは、正直なところ、思っていなかった。
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気疲ればかりの、いびつな酒宴から解放されて帰宅したのは午後10時。
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「おかえりなさーい」。玄関を静かに開けたつもりだが、2階の寝室から元気な声。
息子がまだ起きていた。
(ちょっとうれしい。救われたという気持ち)
おやすみのあいさつをするために寝室に行くと、
「ぼく、おとうさんの布団、直しておいたからね。お父さん、うれしい?」
やや不格好ながらも、 . . . 本文を読む
6月14日、快晴。
午前6時から、自宅から歩いて3分ほどの距離にある開成山公園で散歩開始。40分くらいかけて、ゆっくりと外周を一回りした。
日差しをさえぎりながらも風の通りの良い林の歩道。
開放的な広場、日差しを避ける木陰も多い。
バラ園は満開だった。
国道49号をはさんで、開成山大神宮の社殿まで一直線に見えるスポットがある。
そこではウオーキングの人たちが立ち止まり、帽 . . . 本文を読む
秋葉原の事件について、いろいろと書いてある。
結果は重大である。恐ろしい。
しかし、結果の大きさで、彼や、もしくは彼に似たような人たちを、過大に複雑に評価すべきではない。
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彼・もしくは彼らを社会という大きな集合体の、小さな一つの細胞としてとらえる。それが、さまざまな作用に対応しきれず、いつかの場面で不適合の「がん細胞」に変化してしまった。
彼ら「がん細胞」も . . . 本文を読む
物いわぬ 四方(よも)のけだものすらだにも 哀れなるかな 親の子を思う
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この歌を詠んだ源実朝は、権力争いの中で生まれ、育ち、死んでいった。
親が子を殺し、子が親を付け狙うような時代。「親子関係」より「利害関係」が優先された時代。そんな時代に生き抜いていかなくてはいけなかった実朝だからこそ、「四方のけだもの」に温みを感じ、崇高なものさえも見えたのではないだろうか。 . . . 本文を読む
「だれでもよかった」だとさ。
他者を軽んじる人間が、また事件を起こした。
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社会に相手にされていない、バカにされてる、うまくいかない。
いやはや、自分の都合ばっかり。
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いいじゃないか。当たり前じゃないか。分かってもらえなくたって。
分かってもらえないなんてごく自然なこと。親でも、兄弟でも、友達でも、夫婦でも、別人格なんだから。分から . . . 本文を読む
ヴァイオリンを始めて半年。
よく、続いたものだと思う。
好きではあったが、もっぱら聴くほう専門だった。
12月にスタートし、はじめの2、3回は、確かにストレス解消になっていた。
しかし、次第に仕事が忙しくなって自宅練習ができなくなった。レッスンについていく事が困難で、レッスン当日に練習しても、付け焼刃。レッスン中は「弾いているふり」ゴマカシの日々が続いた。先生にはバレており、 . . . 本文を読む
正午過ぎ、妻から電話があった。
保育園から連絡があり、息子が昼食をすべてもどしてしまい、熱を計ったら39度もあるとのこと。
「病院に連れて行ってほしい」と妻。仕事は途中だが、どちらを優先すべきかなど論ずるまでもない。職場に連絡し、すぐに保育園に急行した。
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確かに元気がない。しょんぼりしている。
しかし、お父さんの姿を見た第一声が「たたかいしよう」である。保母さん . . . 本文を読む
凄いギターを聴いた。
あるまちなかでのイベント。ギタリストの名は松本林。
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商店街の通りに設置されたスピーカーから、ギターが流れていた。アコギ数本かと思って見に行ったら1本だけだった。
自らの爪をピックのように使っている。ネック側の親指も最大限に連動させている。演奏のところどころでギターのボディーを打楽器としても活用している。
ギターという楽器の可能性を最大限 . . . 本文を読む