お金とは、本来、神聖なものなのだ。
と思う。
人と人をめぐり合わせ、結びつかせ、深く交わらせる。
その反作用として憎しみの間接要因となる場合もあるが、いずれにせよ、人と人を強く結びつける作用が確実にある。
社会では、誠意や愛情の代替物としても機能している。
また、法においては償いの心の具現物として取り扱われてもいる。
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札束を . . . 本文を読む
世界経済、暗雲低迷。
日本国会、五里霧中。
テレビは暗いニュースばかり。
町に出ても、明るい話には出合えない。
職場では、いやらしい笑いを浮かべた者が、また下策を下作している。欲の熱病に、もはや顔は爛れている。
品も格も、すでにその意味さえ忘れ去られている。そんな職場、若者がきょうから休職した。
精神的な疲れだという。
よく、今まで持ちこたえていたね . . . 本文を読む
自慢だが、私の妻は偉い。
早朝に起きて食事の準備と自分の仕事の準備をこなして、子どもを起こす。そうして子どもの世話をしてから出勤。
それを毎日。
しかし、最近子どもは保育園に行くのに父親と一緒で行くのを嫌って妻と行きたいと言ってはむずかる。
子どもを保育園に連れて行くには、保育園への行程はもとより、食事や歯磨きの世話を含めて、時間では約1時間のロスが生じる。
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共有する時間の長さが、関係の密度に比例する。
親愛の情はもちろんのこと。憎しみなどの感情も含めて、それはあてはまると思う。
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四歳の息子をもつ父親として、土日がほぼ休日の現在の職場はありがたい。
この土曜日も息子との関係を深めることができた。
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妻が仕事で早朝出勤。職場の懇親会もあり、起床から就寝まで、午前7時から午後9時まで、ずっと息 . . . 本文を読む
10日から12日までの3連休は、どっぷりと子どもと過ごした。
朝の散歩。
私は健康のために少し早足のウオーキングをイメージして出発したが、子どもと一緒に歩いて分かった。せっかくの散歩、早足なんてもったいない、と。
丸みを帯びたどんぐり、明るい色の石、動物の形っぽい雲、凍った水たまり、風で倒れたたて看板…。息子にとっては、すべてが新たな発見であり、観察の対象である。
散策って . . . 本文を読む
警察官がまた不祥事。
窃盗、ましてや女性用下着。
勤務中、ましてや殺人事件の捜査の出張。
多くの真面目な警察官を知っているだけに悔しい、悲しい。
大晦日の夜。今晩も身を粉にして、身を惜しまず、平穏な年越しを支えている多くの警察官がいることを思うと、暗澹たる気持ちになる。
警察官という職性への背信であり、担当していた事件への冒涜でもある。被害者の前で何を . . . 本文を読む