「炎神戦隊ゴーオンジャー」が、いまの息子の一番の関心事である。5人戦隊ものの最新版だ。
「炎神」は「エンジン」、「ゴーオン」は「轟音」もしくは「GO&ON」にひっかけている、多分。
レースカー、バギーカー、バスなどのキャラが登場して、走り回っては「エンジン」「ゴーオン」の名の由来を誇張して活躍し、人間のサイズのヒーローとして闘ったり、「トランスフォーマー」のように巨大ロボットになったりし . . . 本文を読む
新渡戸稲造の「武士道」を、遅ればせながら読んだ。
賛もある。否もある。が、概ね賛である。
なにより実感したことは、なんと長い間、「武士道」という考え方を誤解していたのか、である。
「武士道」は平和を維持するための律であったのか。昭和の軍国主義者たちのせいばかりにはできないが、卑劣な為政者たちが、高潔な「武士道」を悪用していた事実は、やはり否めない。歴史に残る犯罪である。
犯罪者に . . . 本文を読む
何をするにも全力を注いでいる君よ。
君のそばにいるだけで、みんな漲る。
何を話すにも声を張り上げる君よ。
君の声は、閉ざされた心の扉も開く。
君の周りは、活力に溢れている。
◇
ただ、弾むような君を見ていて思うのだ。
いつか必ずやって来る、君を手離す日のことを。
いつか迎える、人生で最も辛い日のことを。
◇
だから、いまは、君を育ててい . . . 本文を読む
会議、会議、会議…。
「社長」を頂点とする組織の中、「報告」のための報告が繰り返され、その報告を作り上げるための会議が繰り返されている。
志をもった者はいない。ただ、組織の中でどう立ち回るか。バカばっかり。
自分のために。そればかりだ。
◇
46歳にもなって、青臭いことを言うのは躊躇もあるが、人の役に立ちたい。まず、それだ。
それが、人生だ。
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G線、D線、A線、E線。
楽譜の中では「ソ」「レ」「ラ」「ミ」。
ヴァイオリンの4本の弦である。
音楽をやっている人ならだれでも分かる「基本中の基本」。が、それが私にとって頗る難しい。
◇
楽譜が読めない。
軽い気持ちでヴァイオリンを始めて5ヵ月。幼少期に少しいじった経験があるという精神的な余裕があったためだろう。ほとんど根拠のない自信を支えにして、なんと . . . 本文を読む
中央には「再編」、地方には「経営破綻」の嵐が、再びやってくる。かつてよりずっと大荒れになって。
そんな気がする。
いや、今度は地方にも「再編」の嵐か。なにしろアメリカも変になっているらしいから。
◇
経済情勢は、いよいよ緊張感を増してきた。日銀もこれまでのような「粉飾短観」を出しづらくなり、今回の短観ではようやく本音が出始めてきた。不安定な情勢が世界的な広がりを持つ . . . 本文を読む
◇3月31日
妻は夕方の仕事がたて込んでしまい、楽しみにしていた息子の幼稚園最後のお迎えは、結局私がすることになった。
午後6時。いつもの通り、息子は1人きりで工作遊びをしていた。
私は、息子のいる延長保育の部屋に入る前に、まず職員室を尋ねて1年間の感謝のあいさつをした。
何人かの先生が「きょうが最後ですね。そうちゃんにあいさつさせてください」と、延長保育の部屋に息子に会いに行っ . . . 本文を読む