冬のつめ対策

　いよいよ寒くなってきた。

　冬服も準備したし、先週の日曜日にはタイヤ交換もしたし‥‥

　残るは「つめ対策」だ。


　なかなか腕前は上がらないのだが、ギターの師匠から「技術はちゃんとした練習が必要だが、出音は毎日ドレミをやってるだけで良くなってくる」と言われている。

　「ちゃんとした練習」は生来、嫌いである。


　で、この数年、ラジオを聴いたりテレビを見たりしながら、特に集中もせずに毎晩とりあえず30分くらいはドレミを弾いている。

　ついでにストロークなんかもついついやってしまうのだが、年齢のせいもあるのだろう、この季節になると気がつくとつめが割れていることがある。


　今年5月に知人が東京のギタークラフトフェスに出展し、その会場ではギターそのもののほかにも様々なギター関連商品が販売されていた。

　その中で、つめのケア商品を購入した。

　つめに負担がかかるような競技のアスリートのために開発された商品らしいが、ギタリストをはじめミュージシャンにも多くのユーザーがいるらしい。


　1週間くらい前から就寝前に使用している。

　つめが滑らかで、昨年までのように割れなくなってきた。


　ドレミの音もなんだかシャープになってきたような気がする。


　演奏中に音が割れた時の言い訳の材料が一つ減ることにはなってしまうが、まあ冬のつらさが一つ減って満足している。