もっと写真を撮っておけば良かったと
今更にように悔やんでしまうのは
私の悪い癖で
この胸にあるあなたの笑顔は
日を追うごとに薄れていく
思い出のひとかけらを
慈しむのが写真であって
思い出の全てではないこと
分かってはいるの
思い出が心を満たしている時はいい
残された写真の姿だけが
脳裏に刻まれていくのが悲しい
それがおぼろげな自分の心の
一番痛い所へ漂着してしまう
今は
薄れゆく記憶の中
どうか、この雨に濡れていないように
あの笑顔があのままでありますように
今日も星に聞いてみる
私の大好きな人は元気でいますか?