不登校の息子とビョーキの母

不登校の息子との現在、統合失調症の母との過去

母親がウツにならないために

2018-02-14 09:14:43 | 日記
私は久しぶりに相談機関に足を運ぶ決心をしました。

学校を休み始めてすぐの頃は何度か民間の支援センターにも行ったりしたのですが、
料金が高く効果もなかったのでやめたのです。

相談機関についてはまた他の機会に書きたいと思います。

私が相談に行ったからといって、息子が学校に行けるようになると思ったわけではありません。
このままでは私がうつ状態になってしまいそうでした。私がうつ状態になったら、息子を支えるどころではありません。

私自身が心に抱えきれないストレスを誰かに聞いてほしいという気持ちでした。

「この前伺った時は、高校には行けそうっておっしゃってましたよね。お友達とトラブルがあったそうですけど……」

相談員のエノモトさんが、気づかわしそうに聞きました。

「はい。普通の高校じゃなくて、ゲーム制作専門の私立高校ですけど」

「ゲームですか?高卒の資格が取れるんですか?」
エノモトさんは怪訝そうな顔をしました。

「はい。学費は高いんですが、大学に行かなくてもゲーム会社に有利に就職できるそうで……」

「進路が狭まりそうだけど、いいんですか」

「とりあえず受験勉強には興味がなさそうですし、好きなことを勉強したほうがいいと思いまして」

エノモトさんの懸念はもっともです。息子も以前ユウト君を誘ったら断わられたそうです。
ユウト君がたとえ行きたくても、学費も高く進路も限定される高校に行くことは、きっと親御さんが賛成しないでしょう。

私も、息子が普通に中学に行っていれば、学費のかからない公立高校を勧めたと思います。

「その高校に目標を決めてから、熱心にプログラミングに取り組んでたんです」

「学校に入る前からですか?」

「はい。入学試験を受けてもいいんですが、代わりに作文か作品を提出することもできるんです。
Bは自分で簡単なゲームを作って出したいと言いまして」

「それはすごいですね。できたんですか?」

「はい、できました。出願締め切りが何回かあるんですが、合格者が定員に達したらそこで終わりなんです。
早いうちに出してしまおうと、一昨日の締め切りにギリギリ間に合わせたんです」

「じゃ、高校は決まったようなものなんですね」

「いいえ、それが……」
私はため息をつきました。


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