シニア保育園

年末になると
必ず

今年度いっぱいで
辞めます

という
先生があらわれる

お教室を閉じるのは
事務所にとっては
大変な重労働

先生ほんにんは
そんなに大変とも
思ってないみたい

というよりは
辞めるに至る
もろもろの事情に
忙殺されてる
わけなので

ぶっちゃけ
あとはそっちで
どうにかして
って
感じらしい

会員への詫びや
移動先候補の教室案内
登録の削除
クレーム対応

事務も拾いきれないから
いっぺんに辞めるのは
10こまでにしてください
と、営業さんに
冗談半分、ガチ半分で
宣告するのが
冬のお約束に
なっている

今年はすでに
2月末と3月末で
14こ確定

A区にある、比較的近くの
教室ふたつも閉鎖
理由はどちらも
親御さんの介護

それまで元気で
孫の世話もしてくれてた
お母さんが
突然病に倒れてしまい
子供も親も世話しなければ
ならなくなったんですって
と、やりきれない表情の
担当さん

保育園の老人版が
あるといいのに
お教室のある時間だけ
預かってくれるところが
あれば続けられるのに

先生はそんなことを
おっしゃってたそう

それ
切実に欲しい

せっかく
素晴らしいひとが
先生になってくれたのに
先生も
まだやりたいと
思ってくれてるのに

どこかやらないかな
そういう事業