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美味しいもんが好きな人とは
仲良くなれる気がする。
美味しいもんを作れる人を
心から尊敬する。
そんな私が
美味しいもんを作らせたら
右に出るものはいないと思ってる
我らがそのまえにさんご夫妻が
食堂をオープン。
それまでにご自宅で開催していた
人数限定、お誘いが無ければ参加できない
超プレミアムな集いのお料理が
お店に行けばいつでも楽しめるという
贅沢さ。
物件を探したり
事業計画作ったり
そんな段階からずっと近くで
見守らせていただき
(面白がってただけじゃないよ、多分ね)
お店を持つという
圧倒的なパワーとプレッシャーが
わんわんしてるご夫妻の波動を感じて
なんだか自分のことみたいに
ドキドキワクワク。
で、この二人がすごいのは
こうやって自分のことみたいにドキワクしてる人が
周りにわんさかいること。
人徳と言いますか、人気と言いますか、
いやもっと原始的に本能的に
胃袋鷲づかまれた人が何百人もいるってことね。
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同じくドキワク仲間の松本先生から
「暖簾か縁台が欲しいんだって。何人か集めて両方あげようよ。」
って提案があって
声をかけてみたらあれよあれよという間に賛同が集まり
暖簾なら2、3枚作れそうなくらいのボリュームになった。
僭越ながら皆様の代表でお渡ししにいったら
泣くぞ!って言って喜んでくれて
よかったなぁ。
そしてオープン二日前
免許更新しに出掛けてた先で
ノベルティのクッキーの
ご依頼の電話をいただいちゃった。
私なんかでよいのだろうか、と思いつつ、
とても嬉しく光栄なことなので
松本先生のレシピブックから
アイスボックスを選んで
ちまちま100枚焼いて
ムスメとともにちまちま包装して
オープン前夜納品にいって坂本三人で
ちまちまシールを切って貼った。
知り合いではない、新規の
お客さんが来たら配るんだって。
最初のひとはどんなひとなんだろ。
オープンのその日は
昼間はすでにずっと前から
予約の入ってたリベルテさんで
私は夜、仕事帰りに寄ってみた。
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相変わらずの美味しいごはん、
前のチャブダイから変わらない面子、
秘密基地オーナーもいらっしゃって
なんだかもうずっと前から
ここで溜まってるみたい。
わいわいやってる様子を
ガラス越しに覗きこむ通行人。
みんな入ってくればいいのに、
って、ちょっと椅子足りないか。
帰り道、気になるから明日も行こうかな、って坂本さんに言ったら
「子離れできない親かっ」って言われて撃沈。
でもちゃんとご新規さんがいらしたと聞いてほっとする。
素敵な様子の食いしん坊なご婦人だって。
クッキー食べてくれたかな。
いつかお店でご一緒できるかな。
仲良くなれる気がするよ。