まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

自分自身でいること。建築家 フランク·ゲイリー展

2016-01-25 19:59:30 | 日記

エントランスに
異形の模型

まっしろな鯨が
深い海の中に飽きて
水面に浮かびあがり
もっと早く走ろうと
帆をたくさん張ったよう



2014年フランスに建てられた
ルイ・ヴィトン財団のビル
なのだそうです

相変わらず
おもしろい課題を
出すムスメのガッコの教授

フランク・ゲイリー展
観てきなさいって


久し振りに
一緒に都会へ出ました




奇想天外ともいえる
さまざまな建築物
四角四面があたりまえの
ビルの壁にあらわれる
美しい曲線

母親が赤ちゃんを
だっこするときの
腕のカーブに
繋がるのだそうです




彼の語るマニフェスト
ものを作るときの
信条はとても興味深く

「そうしてできたものは
見たこともないものだから
みんなキライになる

でも神様がメッセージをよこし
みんなに魔法をかけると
みんなが私のつくったものを
大好きになる」

というくだりがとても好きです

誰かの真似じゃない
新しいアイディアを
産み出すこと

そのことだけを
彼はしていたい
のだと



自分が自分であることこそ
たいせつなこと
という言葉が
胸に響きました

ただ、へんてこな
造形を目指してる
だけではなく
実はコンピュータシステムを
駆使して
採算性と安全性と独自性を
どこまでも追求し
様々な分野のエキスパートと
チームを組んで
仕事を進めていく

芸術家ではなく
ビジネスマンなのでした

そしてなんとも
かわいらしいのは

晴れて完成した
建築物を見て
ここをこうしたらよかった
あれはああしたらよかった
と、自己批判を繰り返し
クライアントが
彼をもてあます
ということ

最低でもその状態が
数年続くんですって



そんな彼の
自宅の模型
増改築を繰り返し
なんとも味のある
おうちになってます

壁のピンクが
奔放な印象です

ゲイリーの好きなもの



魚のかたちに
完璧を認めるのだそうです


フィッシュライトは
写真でのみの展示でしたが
本物はどんなに
素敵かしらとおもいました




なんだか
椅子って好きなのです
ゲイリーのは
ダンボールなんかで出来てます

そこに座れば
そこがじぶんの居場所になり
じぶんの世界になり
もしそれが誰かの所有物だったら
その誰かの世界をこっそり
垣間見ることもできるのですもの


ゲイリーのデザインした
建物を見てみたいなぁ
スペインにある
有名な美術館にも
行ってみたいけど
なにしろ遠すぎます

神戸にもあるそうなので
とりあえずそれを
目指したいと思います




人形の家の下のカフェ

2016-01-24 14:11:53 | 日記


珈琲と
カカオ
って
近い植物
なのかな

ここのエスプレッソ
ほぼ
チョコレートです

鮮烈な芳香
爽やかな苦味
やわらかい舌触り

そういえば
日本でカカオを
焙煎するのに
コーヒーロースター
使うっていってたな

ほんの
ひとしずくの
エッセンス
長い余韻に
ふわふわします

お店に入るの
二度目ですが
これをオーダーすると
お店のひとが

え?
これが
どうゆう豆か
ちゃんと
知ってんの?

みたいな感じに
なるのが
おもしろいのです

自慢したくて
たまんないのは
わかりますが
そこを
さらっとながして
すっと出してくれたら
かっこいいのになぁ

でも
わたしも
三時間かけて
作ったケーキは
秒殺で喰われるまえに
蘊蓄語りたいしなぁ

こないだ
蜂蜜酒
(ミードっていうの)
買ったときも

お店のひとが
これを商品化するのに
すーーごい苦労した
という話を
熱心にしてて

三年かかりました!
というのを
え?醸造?!
と聞き間違い
驚いちゃいました

開発期間の
ことでしたとさ

すいすいと
優雅に
泳ぐ水鳥の

水面下での
これでもかっていう
足の労働

隠せるのが
粋なんだけどなぁ
難しいね




カンタンおいしいなんて最高ですね!

2016-01-22 23:22:54 | 日記


水曜日の事務チームは
バイトちゃんと二人なので

私がたまに出掛けるときは
ちょっと心配になる

まだ入ってから日が浅い
バイトちゃん
ひとりでだいじょぶかなー

なにしろ、いまだに、
電話が鳴って、応対しつつ
わからないことがあると
状況も説明せずに
聞きたいことだけを
ぽーんと言ってよこすのだもの

もう、なんべん
「まず、誰からの電話かを教えて」
と言ったかわかんない

電話は苦手っぽいけど
その他のことは
だいぶできるように
なってきた

がんばるし、まじめだし
不平不満言わないし
いつもおおらかに笑ってる
ありがたい人材

こないだ
やはり少しお留守番を
頼むときに
これ好きなだけ
食べていいからね
って
その日の朝に焼いた
ビスコッティを
缶にざくざく
入れて置いてった

定時過ぎて
帰ってきたら
缶が私の机に
帰ってきていて
ふせんに

「二ついただいちゃいました!」

翌日、すごく美味しかったと
言ってくれたので
これめちゃめちゃ簡単なんだよ
と言ったら

カンタンおいしいなんて
最高ですね!

すっとんきょうな言い方が
おかしくて
笑っちゃった

私の野望
彼女を次のリーダーに
(5年計画)

そのために
せっせと
また
おやつを作るのだ




夢の中へなんてだいっきらいと云う男

2016-01-22 22:43:05 | 日記



今年もちゃあんと
はじまりました

第四金曜日
六角橋の片隅で
MCときどき歌のライブ

そういえば
あんまり意識してなかったけど

このライブ、
閉店後に勝手に歌う店主と
勝手に残って聴いてるお客
っていう
位置付けなんだって

今月のスポットライト
とゆう
新しいコーナー

第一弾は
井上陽水さん

マスターがファンなのは
彼がAB型だという
ところに大きく拠るらしい

ひねくれてるのが
イイんだって

·····えっと·····

ねえねえ私って
ひねくれてる?
とムスメに聞いたら

「すきよ」
ってゆわれた

boooo


傘がない
は、名曲だし
氷の世界
も、めちゃかっこいい

でも
なんといっても
今夜いちばんの曲は
帰れない二人
でした

あんなにキュートな歌詞
あんなにイノセントなメロディ

ズルいよねぇ

そして
夢の中へ
の、さわりを弾いて
この歌だいっきらいなんですよねー
といい放つマスター

中学生のころから
だれもかれもが
使いまくる
このコード進行に
うんざりしてたんですって

そんなマスターの
当面の課題は

スポットライトを
あてたいアーティストの
ながーいリストを

なんとかあと
11組に
絞りこむこと
みたいです

来月は
誰かなぁ?















四半世紀アイドル

2016-01-20 00:13:13 | 日記
会社ランチの話題に
ぴんとこない私

アイドルを追っかける
みたいなこと
したことがないから
その熱量を持てる人の
感覚が理解できないの

尊敬してやまない
スーパーCPUと美貌の持ち主
K先生が
ジャニーズの誰それの
熱狂的なファンで

CDにランダムに封入されてる
写真全種欲しさに
大量買いしてうちの営業に
写真抜いた残りを
ばらまいたりしてて

「そういうのバカみたいと思ってるでしょ?」
ってにっこり言われて
いえいえそんなと返したけれど
心の中では
どうしてあなたほどの人が
そんなことをするのか
本当にもったいないと思う
と、こたえてた

解散騒ぎのSMAP
年間総売上200億超
アイドル産業はとてつもない
経済効果をもたらしているんだと
改めて思い知る
この国はK先生のような人々の
おかげでまわってるのかも知れない
だからバカになんかしちゃいけない

冠番組での謝罪劇
足抜けしようとした女郎を
ひっつかまえて罰してるかのよう

25年も稼がせてくれたんだから
それまでなかったアイドルの
形を定着させてくれたんだから
気持ちよく手放してやればいいのに
骨の髄まで喰らうつもりなのね

騒動のおかげでCDが唐突に
売れ出したんですって
結局事務所一人勝ちの模様

早くおさまって、平和なランチを
過ごせますように