人生62年間生きてきて結論から言うと、本当の友達は要らないと思うようになった。
友達はその場だけのうわべだけの友達でいいと思うようになった。
元々自分が友達だと思っていた他人が相手が私のことを友達だとは思っていなかったりもする。
親友だと思っていた他人からひどいことを言われたことさえもあるのだ。
友達の定義がわからないでいる。
それなら本当の友達は要らないと思う。
うわべだけの友達でいいと思う。
昔知り合った他人に一緒にいるときは友達だと言われたことがあった。
二人っきりの時は友達らしい?
他の他人もそこにいたら友達ではないらしい?
馬鹿馬鹿しくて友達をやめた。
親しき仲にも礼儀ありと言うではないか?
なのに土足で人の心の中に入り込んでくる他人もいるのだ。
良かれと思ってやったことは仇になるのだ。
さんざん苦い目にあってきたので、友達は要らないと思うようになった。
その場だけのうわべだけの友達でいいのだ。
こちらが悪くなくても私はいつも謝罪を強いられる。
考えたら腑に落ちないことばかりだ。
相手の顔色を伺い、言葉を選んで話すことに疲れたのだ。
相談相手も欲しいと思ったが、最早それすらも要らないと思う。
自宅では母のご機嫌を損ねないようにし、友達にも気を使うなら友達は要らないと思う。
欲しいのは同士なのだ。友達から何かを貰ったらお返しをしなければならない。
煩わしいなら断ればいいのだ。
物は貰わない。
そのくせ、私は他人に物をあげるのが好きなのだ。
見返りは求めない。
相手が喜べばそれでいいのだ。
本当の友達の定義がわからないでいる。
欲しいのは同士なのだ。
相手を思いやり慈しむ同士なのだ。