朝、さっそく『雲仙地獄ネコ』に会いにいく。
いました、いました。
地熱で年中あたたかい、耳カットの保護猫だから、ご飯もちゃんともらえてる。
だからみんな人懐こい。
この子なんて、後光が射している。ww
よかった、多頭崩壊していたらどうしようと、ちょっと怖かったのだ。
またまたフェリーに乗って、天草へ。
目的地は『大江天主堂(現・大江教会)』だ。
『五足の靴』という、与謝野鉄幹とまだ学生だった四人の作家たち(北原白秋を含む)の旅行記をかつて読んだことがあった。
彼らの目的の一つが『パアテルさんに会う。』で、それがずっと気になっていた。
『大江天主堂』にやってきて、やっと『パアテルさん』に出会う。
『パアテルさん』は、天草で日本に初めてキリスト教を伝えたフランス人宣教師の愛称だ。
彼が作ったのが教会がこの『大江天主堂』である。
美しい教会だ、山の上にすっくと建つ。
そして、ここにも、こんな子が♪
この子は飼い猫みたいだな。
様々なことに感動して、宿に向かう。
『五足の靴』に因んだ名前の宿だ。
部屋はそれぞれ、山の中に立つロッジだ。
ベランダから見えるのは、東シナ海の水平線、真っ直ぐに広がっている。
不思議なしつらえの宿だ、日本じゃないような、あるような。
ここまで打ち込んで、筆を止めた。
一息つこうとテレビを点ける。
17時少し前だった。
画面に腰を抜かしそうになる。
一瞬ドッキリかと、他のチャンネルにかえてみる。
すべて、同じ報道だった。
地震や津波が最小限でおさまりますように。
住民の方々が、これ以上被災されませんように。
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。