姑は、初孫の結婚披露宴に出席して以来、少しづつ体力もついてきた。
今まで歩けなかったのが、少し歩けるようになっている。
そのことは、家族で喜んでいたのだ。
けれど、少し目を離すとベッドを降りるようになった。
降りるはいいが、そのまま歩こうとして倒れる。
物音がして驚いて行ってみると、ベッドから数歩のところで倒れている。
「目が覚めたら床を離れる」という、長年の習慣は、早々には無くならない。
とはいえ、24時間見張っているわけにもいかない。
義兄夫婦が、早速、担当の方と先生に相談をするそうだ。
色々と迷言がある。
おばあちゃん、今晩何を食べはりました?
「う・な・ぎ! 美味しかった!!」
あれ?
今晩うなぎだったっけ?
家族で顔を見合わせる。ww
けれどね、食べてないないうなぎを、美味しかったと思い出せるのなら、それはすごく幸せだろうな。
おばあちゃん、この間は、誰の結婚式やったでしょう?
「◯◯◯くんの結婚式」
え?
◯◯◯は、もう子供もいるんだけどな?ww
披露宴のごちそう、美味しかったですか?
「いっぱい食べた! 美味しかった!!」
そういう私でさえ、昨日何を食べたか、思い出せないこともある。
(大したものを食べていないからだ、という説は別として。ww)
高齢なのだから、仕方ありません。
姑は、何を食べても、「美味しい!」と言う。
「美味しい」にも、いろいろ段階があって、「あ~ 美味しいっ!!」から「・・・おいしい」まで微妙なトーンの違いはあるのだけれど。笑
これ迄みんな、姑と話をして笑っていたのだけれど、はてさて、それだけでは済まない段階に、いよいよなってきたのかもしれない。
ここ2ヶ月ほど、右目の下のほうの瞼が、ピクピクと痙攣する。
初めはすぐに収まっていたのだけれど、この頃、だんだんひどくなってきた。
行きつけの内科で聞いたのだけれど、このピクピクの担当は「神経内科」だそうな。
行ってくる時間はないな。
ゆっくりお風呂に入って、様子を見ます。
栗吉が何か話しかけてる?
「はよ寝たら?」
はいはい、おやすみ!ww