長い旅が終わる。
よくも鉄道で見知らぬ土地の旅ができたものだ。
心から感謝する。
さて、シャルル・ド・ゴール空港から大阪へ、一足飛び!
・・・のはずだった。
今回は、久しぶりの個人旅行だし、奮発して、ビジネスのチケットを入手していた。
シャルル・ド・ゴール空港には余裕を持って到着していたけれど、あちこちで引っかかって、ギリギリの搭乗となる。
ところが今度は、飛行機の出発時刻が90分遅れるというアナウンスが入る。
なんだか悪い予感がするかも?
とりあえず、席に座って、案内動画でも見ようかな。
ちょっと目を離して、もう一度画面を見ると、真っ暗だ。
あれ?
もしかして、電源が落ちちゃった?
隣のラインのシートは、みんなモニターがついている?
縦4列のうち、左端の私のラインだけ、まったく電源がついていないようだ。
とにかく、シートベルト着用サインが消えるまで、様子を見る。
一段落して、パーサーに、状況を尋ねたら、
It should work soon! ですって。
なんとなく、『
should』に不安を抱く。
飛び立って、1時間ほどして、結局、修復不能だと告げられた。
・・・やっぱりね、
電気系統をまったく使用できないのは、縦7席のライン、その7人だけである。
他の全席は、まったく問題なしですって。
私たちは、シートを少し倒すこともできないんですって。
読書用のライトもつかない。
電子機器の充電も不可。
もちろんモニターで動画を見ることも、音楽を聴くことも、乗務員さんを呼ぶことさえできない。
あんまり酷くない?
泣きそうになる。
食事が出される。
あらら、いいやん♪
美味しそう♪
食べたら、気分も変わるよね?
ナプキンに包まれたクリストフルの銀食器。
別にどこの製品でもいいのです、清潔だったらね。
けれど今度は、ナイフの刻み目に、なにやらお肉のかけらが挟まっているのを見つけて絶望する。
こんな感じで、ボタンをかけ間違えたかのように、次々と細かな問題が起きたのだった。
たしかに今朝までは、順調な旅でした。
そんな風に上手くいくはずなんてないよね?とは思っていました。
いいことの直後に、ややこしい事態が待ち構えている。
ま、仕方ない、とりあえず、元気に京都に帰ってきたし、旅行自体はとても楽しかったのだから、それでよし。ww
空が綺麗。