英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

とら吉物語(1)

2011-04-30 | ネコ話(動物)



2年前の春のことだ。

夜中にゴミ出しに表に出た。


家の前は高瀬川だ。
木屋町通にそって流れる、小さなちいさな人工の川だ。

その時は、水が止められていて、川底が見えていた。


ふと川のほうを見ると、川岸にキトラのネコがいて、こちらを見ている。
緊張している感じだけれど、逃げる気配はない。
あれ?おっぱいが大きいぞ。
お母さんネコかな?


視線を返して、川底を見ると、そこには小さな子猫がうずくまっている。

ああ、落ちちゃったんだな。
体が小さすぎて、上に上がれないんだ。
だから、親猫が、動かないんだな。


こういう時の決まりごとで、とりあえず、家から猫缶を持ち出した。
餌でなんとか落ち着かせよう、という作戦だ。


パカンと缶を開けて、中身を差し出すと、親猫が飛びついた、というか、文字通り、ジャンプしてきた!
お腹が減ってるんだな・・・


川底に降りて、子猫にも、猫缶を与えると、こちらは、ウ~ウ~、と小さな声を上げながらむしゃぶりついた。

ああ、なんとか離乳できてるんだな。


親子でお腹をすかせていたんだな。
どうしてやったらいいのかな。


子猫がご飯を食べる様子をしばらく見ていた。

ふと視線を感じて見上げると、親猫が、また、こちらを見ている。

しばらく視線がからんだ。


すると、親猫が、「おねがいね」と言ったのだ・・・。

親猫は、ゆっくりと背を向けて、去っていった。


あの・・・もしもし?
ちょっとってば・・・?


川床に残された子猫と私。

どうしよう?





           ー 続く ー






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振り返る時点

2011-04-29 | 受験・生徒・勉強・学習


ゴールデンウィークの一日目、朝から授業を1コマ終えて、うちの卒業生の女の子とランチに出かけた。

今回も、ア・プ・プレだ。
東本願寺の北側にある、小さな京町家のフレンチレストランだ。
今週、2回目だな。


その女の子は、現在医学部の5年生で、今はポリクリで、小児科をまわっているという。
乳腺か婦人科に興味があるという。

いいな!
将来に大きな夢があるよね。
それにむかって着実に階段を上がっている。

がんばってね。


自分の体調のこともあって、人生を振り返ってみる。

私もなかなか頑張ってきたな。
でも、もうちょっと勉強もしたいし、仕事もしたい。


けれど、「はい、ここでおしまいですよ」と言われても、それでもすとんと納得出来る様に思える。

人生って、振り返る時点で、幸せにも不幸にもなるよね。








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白い影

2011-04-28 | 病気


朝から京都は、降ったり晴れたり、ややこしい天気だな。
世間は明日からゴールデンウィークだ。


きのうの脳のMRIの結果は黒。
脳動脈瘤のお出ましだ。


ま、家族歴もあるし、危険要素が満載だし、当然といえば当然の結果なんだけれど。

ゴールデンウィーク明けに、もう一度きちんと調べていただきます。
セカンドオピニオンもいただいて。


それまでは、しっかり生徒を見て、きっちりとていねいに暮らそうっと。
そうそう、大好きな英語の勉強も待ってるよん♪
(ちょっとコワレてる?)


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基本をふりかえって

2011-04-27 | 受験・生徒・勉強・学習



久しぶりにおだやかな春の日だ。

午前中、問題集編纂の最終チェックをしていた。

今まで一体何冊、問題集チェックをしてきたことだろう。
中学生向きの簡単な単語帳から、チャート式英文法にいたるまで。
編集途中の原稿にくまなく目を通し、解答ミスがないか、不適切な説明や不十分な記述がないか、などを捜していく、地道な作業だ。


けれど、これって、着実に自分の力になってるよね。

分かりきっている文法書だから、今更、読もうなんて思わないけれど、仕事だったら、ていねいに読み進めていくよね、責任があるから。
すると、今まで当然だ、と思っていたことに、思い違いがあったり、え?ちょっと、知らなかったやん!というようなことも出てくるのだ。
記憶の隅っこに押しやられていた、あまり頻出しない知識を、再び思い出したりもする。


ということは・・・

やはり、繰り返しくりかえし、基本を固める、ということが、受験英語にとって一番大切なことなんだな。

受験生は、あせりもあり、プライドもあり、先へ先へと、難しい問題にチャレンジしたがるけれど、きちんとその問題を理解できなければ、何の意味もない。時間の無駄だ。逆に、簡単な問題で足を掬われることもよくあることだ。


だから、基本に帰りましょう。

勉強だけでなく、日々の生活においても。
(どうしてここで、日々の生活まで出てくるのか、かなり不明だけれど)


基本に帰って初めて見えてくるものがいっぱいあるから。



ということで、今から、脳のMRIに行ってこよう!
やっぱりちょっと恐いけれど。



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趣味って何?

2011-04-26 | 日記


今日、友人と3人でランチに出かけた。
場所は、東本願寺の近くのフレンチ、ア・プ・プレだ。

彼女たちとは、もう、十数年来、月に1度、ランチ会をしている。


おいしい昼食をいただきながら、話は趣味のことになった。

一人は、長らくお茶の先生をしている。いわゆる数奇者の領域に入るほどの人物だ。
もう一人は、素晴らしいスタイルの持ち主で、よくよく聴けば、毎日様々なスポーツに励んでいるという。
こんなに長く付き合っているのに、そんなにスポーツが好きだなんて、知らなかったな。

私の趣味って、なんだろう、という話になった。

運動は、全くしない。
先週なんて、15分歩いたら、むこうずねの筋肉がつって、動けなくなった。(ある意味、自慢)

もちろん、読書は大好きだけれど、趣味というよりは、生活の一部だしな。


その時、一人がこう言った。

あなたの趣味は、やっぱり英語よ!
今更、また学校に通って、勉強し直そうなんて、趣味でやってるとしか考えられない♪

なるほど、そのとおりだな。

でも、気をつけてね。
今まで、美味しい物を食べに行く以外は、ぜっんぜん家から出なかった人が、大阪まで通い始めるなんて、「セミ」みたいだから。

「セミ」??

そうか、それもそうだ。
セミって、何年も地下で過ごして、一生の最後の1週間だけ、地上に出て、ミンミン鳴くんだものね。
今まで、ず~っと家に閉じこもっていたニンゲンが、そろそろ表に出だすなんて、セミの最後みたいよね。ww

気をつけなきゃね。

明日は、脳のMRI検査が入っている。
ま、平常心で行ってこよう。






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無体な仕打ち

2011-04-25 | ネコ話(動物)



うちの8ひきのネコのうち、2番目に長老の、福吉(ふくきち)は、1歳の頃にうちにやってきた、元野良猫だ。
近所の路地で母猫と暮らしていたのだが、母猫が姿を消したあと、ふらふらしていたのを保護した。

非常に頭のいいネコで、ドアの取手にぶら下がって、ドアを開ける方法を編み出し、他のネコたちに伝授したり(伝授するなよ~)二階のベランダから屋上にジャンプして逃亡する術をみつけたり・・・
気が向くと、開けた扉を自分で閉めもする。


若い頃は、しょっちゅう家を抜けだして、あちこち放浪の旅に出ていたのだけれど、さすがに16歳にもなって、ずいぶんおとなしくなった。
去年くらいから腎臓を悪くして、療養食を食べさせていたのだが、これが劇的に不味いらしい。


このごろ、ハンストをしてくれちゃうのだ。


病気のせいで痩せがちなので、たくさん食べて欲しいのに、全然食べない。
恨みがましい目付きで、下から見上げてくる。

なんやねん、オババん、もっと美味いもんあるやろ、知ってるんやで。
こんなしみったれたもん食べさせやがって。
もっと美味いもん食べさせや~~~




仕方がない。
獣医さんに頼んで、腎臓食のサンプルを色々頂いてきた。
色々試してみると、ひとつとても「気に入ったように思われた」のがあった。(ここが大事)

早速、ネットで取り寄せて、カラカラとお皿にいれてやると・・・

フンフンと匂いを嗅いで、一口二口召し上がり、後足で、砂掛ける振りをして、立ち去った。



なんてご無体な仕打ち・・・


ネコ飼いは、マゾでなければ務まらないのは、本当らしい。





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コングレ1日目

2011-04-23 | 受験・生徒・勉強・学習



今朝、コングレ・インスティテュートの初回の授業があった。
9人のクラスだ。私以外は全員、コングレに以前から通っている人たちだった。


何年ぶりだろう、生徒の立場にたったのは?

いつもの反対の立場にたってみると、いろんなことが新鮮だ。

先生に当てられる、ドキドキ感?
当てて欲しい時の、チラ見感?(なにそれ?)

脳のふたがブワンっ!と開いた気がする。
アドレナリンが出ているのがわかる。

楽しかったな、緊張もしたけれど。



不要な情報は、ばっさり削って、短く的確に伝えることが肝要という。
受験英語とは全く考え方の違う訳をせねばならない。
けれど、京大英語のように、概念から概念を伝える、というコンセプトでは一緒だ。
京大英語を教える際のヒントになりそうだな。


大量の宿題が出ている。
いつも、「宿題をきちんとしてね♪」といいって、ニコニコしながら大量の宿題を出している立場としては、受けて立つしかないよね。





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センター対策問題集のお仕事

2011-04-22 | 受験・生徒・勉強・学習



ここ暫く、センター対策問題集のチェック作業で忙しい。
発売予定日が決まっているのに、どんどん作業が押してきているらしくて、提出期限がとんでもなく短くなっている。

けれど、問題集のチェック作業は、大好きな仕事だ。
解答が間違っていないか、訳が適切か、解答説明がおかしくないか、など、持てる受験英語の知識をフルに使えるからだ。

センター問題を解くには、コツがあって、生徒の英語力を、センター特有の鋳型にはめてやると、結構楽に点数がとれるようにできている。

大問2番の4択問題。これは、全体で何点くらい取れるかの指標になる問題だ。
ほぼ半分が文法を問う問題で、残りは、単語とイディオムの問題になっている。
ここを制覇するには、イディオム学習が不可欠なのだけれど、生徒たちは、意外とイディオムを軽視する。
イディオムを勉強すれば、4択問題にも、整序問題にも、英作にも、和訳にも利用できて、とってもおいしいのに。

長文問題でも全部読む必要はほとんどない。ディスコースマーカー(文章内容の指標となる副詞や接続詞)を捜して、その前後を読めば、解答できるようになっている。問題の順番も、必ず、文章の順に準じているから、かならず上から順に問題の答えが見つかるようになっている。

他にも色々、コツはあるのだけれど、コツばかりさきに覚えてしまったのでは本末転倒。
まずは、基礎力を固めることかな。


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TOEICって偏ってない?

2011-04-21 | 受験・生徒・勉強・学習


このごろは、大学も企業も、学生や従業員のTOEICのスコアに拘泥しているけれど、どうなんだろう?

TOEICの問題は、ちょっと見てみれば判るとおり、ビジネス関連の話題に特定されている。
必要とされる単語も、ビジネス用語が非常に多い。
これって、海外との商取引をするような人には有益かもしれないけれど、その他のジャンルの人達の英語能力を測るには、ずいぶん偏っている気がするのだけれどな。

英語を勉強するときに、基本的に必要な言葉を覚えるのではなくて、TOEIC対策のちょっとジャンルの偏った単語を覚えるのは、その人の英語能力の向上にはあんまり寄与しないと思うんだけれどな。


ところで、明後日から、コングレでの勉強が始まる。
日頃、京都から全く出ない生活をしているのに、朝から大阪へ電車で通って、夕方から2コマ授業をこなすって云うのは、なかなかチャレンジだな。
ま、出来るところまでやってみよう。


コングレでの授業の為に、8ギガのUSBを買った。授業の音源を学校で入れてくれるらしい。

あんまり小さいから、可愛いチャームを付けてみた。
黒いのが、クロエのパディントン、緑色が、ケリーバッグ、そして白がグッチらしい。
器用な友人のプレゼントだ。
こういうのを見ると、やっぱりワクワクするな。







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三毛猫ばなし(3)

2011-04-20 | ネコ話(動物)



さて、三毛猫さくらは、とにかく1回覚えたことを忘れない。
それが三毛猫の特徴らしいんだけれど。
毎日まいにち、ご飯を与え、トイレを掃除し、猫毛布の毛をとり、下僕のように世話をしているのに、さくらはいつも私を見ると、目を三角にする。
耳をスティルス機のように平らに下げて(イカ耳ともいう)、あのかわいい顔を般若のようにして睨みつける。

私、なにか、気にさわることしましたっけ?

確かに、不意打ちで捕まえたのは悪かった。
許可も得ずに、獣医さんに連れてって、痛い注射をさせ、薬を飲ませ、挙句の果てに、不妊手術までしちゃったのも、悪かった。


でもね、それで、この2年間、一度も自分から寄ってこないって、ひどくない?
こっちから寄っていったら、シャーシャー言うし。


けれど、少しは進歩もあったのだ。

寝込みを襲えば、触らせてくれる。
そのまま、抱き上げることも出来るようになった。
感涙にむせぶ愚かな飼い主・・・

さくらの大のお気に入りは、前出のおデブのチョビ吉だ。(この猫については、またその内に)
黒毛和牛のような、どぇんどぇんの、一体どこがいいのか、いつでもどこでもくっついている。
ま、蓼食う虫も好き好きよね~


              ー了ー






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三毛猫ばなし(2)

2011-04-19 | ネコ話(動物)



さて、一人ぼっちになった子猫は、それでも毎日うちにご飯をたべにきていた。
けれど、全くなつかない。
そばに寄ったら、シャーシャーとそれはそれは恐ろしい顔で威嚇する。(それがまた可愛いと感じるなんて、猫飼いは、みんなマゾです)

どうしよう?

そこで思い出した。
京都にはゼロの会、という、外猫保護団体があるのだ。

すぐに電話をして、猫の捕獲器を借り出すことにした。
捕獲器とは、網の四角い箱で、なかに餌を置いておいて、餌が動くと、バンッと入り口が閉まるという、古典的なものだ。

早速、チクワのなかに、ウェットフードを詰めて、捕獲器の中に置いてみた。


案ずる間もなく、子猫はあっという間に捕まりました!

そのままゼロの会に連れていき、さっさとノミの駆除と予防接種をしてもらう。

そのゼロの会の方が言った。

あら、かわいい顔してるやん。
柄は、ちょっとザンネンやけど、でも、白・黒・茶だから、三毛猫よね。


この子って、三毛猫だったんだ~!
ぞうきん柄だと思ってました、ごめんね。


ただ、捕まえてすぐに、こんどは注射しちゃったのが、いけなかった。
私は、「いたいけな子猫をヒドイ目に合わせた、ひどいヤツ」という認識が、子猫の中に出来てしまったのだ。

家へ連れ帰ると、さっそく夫が「ぴ~吉」と名前をつけた。
夫は子猫に何も悪いことはしていない(つまりは、関わっていない)ので、やたらと子猫に受けがよかった。
私が抱き上げようとすると、それこそ必死の形相で逃げまわるくせに、夫が膝に乗せると、くぅくぅと心地良さそうにのどを鳴らす。

き~っつ!
なんか、ムカつくっつ!





ところで、代々うちの猫たちには~吉がつく。

ポン吉
福吉
マミ吉・・・などなど

春にやってきたから(ちょうど今頃の、桜の満開の頃でした)、ピンク色、ピンク色だから、ぴ~吉、という安直さ。


でもね、うちには「ぷ~吉」がいる。
「ぷ~吉」とか「ぴ~吉」とか、分かりにくくていけない。

しょうがないから、特例で、その子の名前は、吉のつかない「さくら」となった。

               ー続くー



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三毛猫ばなし(1)

2011-04-18 | ネコ話(動物)


家には8匹の猫がいる。
全員、拾った猫である。

くるねこ大和のくるさんじゃないけれど、散歩に出ると猫を見つけてしまう。
見つけた猫が困った顔をしていると、連れ帰ってしまう。

可愛い子は、飼ってくれるおうちがすぐに見つかるのだけれど、病気だったりブサイクだったりすると、結局家に居つくことになる。





何度か登場している、写真の三毛猫。
「さくら」という。
この子はベッピンだけれど、根性の悪さは相当のものだ。


この子は、裏の家の屋根裏で生まれた。
うちのベランダからよく見える場所なので、当初から、どうなるかな、と気にかけていた。

この子の母親は、この辺りで暮らす、キトラの猫で、子猫を2匹生んだのだ。

三毛猫と、シロクロの子猫が屋根の上で遊ぶ姿は可愛かったな。


ところがある日、母親がいなくなった。子育て終了!という感じだったのか。
2匹で残された子猫たちに、仕方なく、うちの庭で餌をやっていたのだが、母猫の躾が良かったのか、まったくなつかない。

どうしたものかな、と思っていたある日。

大通りで、シロクロが轢かれて死んでいるのを見つけてしまった。


もう、時間はない。すぐに保護しなければ、この子も事故にあってしまう。

と、思ったのだけれど・・・
なにせ、まったくなつかない。

               ー続くー








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復興の狼煙(のろし)

2011-04-16 | 日記
京都は薄曇り
風が強い。

家の前の桜が、すごい勢いで散っている。
高瀬川は、桜の花びらで、桜川になっている。
これからは、山がどんどん緑色になって、1年で一番好きな季節になっていくのだけれど。
今年は、街の中にそんな浮かれた雰囲気はない。

            

今日、凄い写真を見つけた。

復興の狼煙というサイトだ。

http://fukkou-noroshi.jp/posters/#iwate

岩手の被災者の人たちが、荒廃した町の中で、それぞれに強い目をして写っている。
硬く小節を握りしめた人、シャベルを持って立っている人。
けれど写真から伝わるのは、絶望感などではない。
未来を見据えた強い意思だ。

どういう集団が撮ったのか、これからどんなふうなプロジェクトになっていくのか、目が離せない。

日本はほんとうに強いな。

 













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今日は京都は花曇り

2011-04-15 | 日記


今日は京都は花曇り

桜はまだまだ咲いている。

ネコたちは、静かにお昼寝中

初めてネコを飼ったのは、小学校の低学年の頃だった。
学校に紛れ込んできた子ネコを、家に連れて帰った。

茶トラで、名前はみぃだったかな。
私が中学に上がった頃の祇園祭の宵山の日に、ふらりと外へ出ていって、二度と戻らなかった。

あの時どうしてもっとよく探さなかったのだろう。
宵山の混雑の中で迷子になったのかもしれないのに。

中学生の私は、自分のことに忙しくて、みぃは生活のごく一部でしかなかったのかもしれない。

ごめんね。


今の私の生活は、英語とネコと雑多な活字
絶対に迷子になんかさせないように、気をつけて、気をつけて暮らしている。

けれど、ネコたちはそれで幸せなのかな?

時々よくわからなくなる。


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美しいもの

2011-04-14 | 日記


昨日、友人宅の庭で、桜を愛でながら、ピザを食べていた。
空は青色、桜は桃色、そして、菜の花があふれんばかりに咲いている。

その近くのお寺で、不思議なのを見つけた。
お寺の中の小さなお堂に、椿の赤い花が沢山備えられている。
どういう意味があるのか、どういう経緯なのかは分からないけれど、美しくもあり、妖しくもあり、しばらく立ち尽くした。

このおだやかな春の日の向こう側に、2月までは想像もしなかった惨状がある。
例えば去年、SF小説を書いたとして、「日本に震度9の地震がおき、場所によっては30メートルを超える津波が遅い、3万人近くが死亡、あるいは行方不明、数万人が難民になり、原発が壊れてレベル7」なんて筋書きにしたとしても、誰も、馬鹿げすぎていて、読もうともしなかったろう。

現実とは、このようなものだ。


今座っている場所からも、満開の桜が見える。
自然の美しさにこれほど心惹かれた春はない。



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