父が健在だった20歳までは、家には様々な料理が並んだ。
特に大好きだったのが、祖母と母で作るタンシチューだ。
お肉屋さんに頼んで、大きなタンを持ってきてもらって、その皮を剥ぐところから始まる、一家の一大イベントだった。
1日かけて煮込んだタンシチューは、ビーフシチューよりも柔らかくて美味だった。
そんなタンシチューも、オックステイルシチューも、そして、クリスマスの七面鳥も、父が亡くなって以来、一度も食卓に登ることはなかった。
祖母も母も、料理を諦めてしまったのだ。
祖母も亡くなり、母ももう作り方を覚えていない。
先日、一念発起して、コストコで大きなタンを買う、もちろん皮は引いてある、それだけでもずいぶん楽そうだ。
シチューに挑戦するぞ!と思いながら、冷凍保存する。
そうこうしていると、西方から家族が1人で帰省してきた、大阪で仕事らしい。
よし!
今こそチャンスだ!
昔の味に挑戦しよう。
1日目、1時間かけて下茹でをする。
翌日、圧力鍋で炊き上げる。
缶詰のドミグラスソースやらマギーブイヨンやら、色々なものにお世話になる。
恐る恐る味見をする。
あれ?柔らかい!美味しいかも?
家族は、うまいうまい、といいながらほとんど1人で平らげた。ww
(副菜は、ロピア謹製でございます。 ww)
けれど、気づく。
果たしてこの味だったんだろうか。
私はもう祖母と母の味を覚えていないのだ。
今日も邪魔をする猫、今回は化粧ポーチを奪取したんですって。ww
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
土曜日の朝、リビングに入ると、モン吉がタワーのてっぺんにいた。
手を伸ばすと、なぜかこの顔だ。
なんでやねーーーん?ww
午後になり、出産祝いのお返しのクッキーが届く♪
真ん中のアイシングを施した1枚には、生まれた赤ちゃんの名前が入っている。
ちっちゃなスプーン、ひよこに蝶々、なんて可愛いんだろう!
もったいなくて食べられなーい!
・・・早速いただいちゃったんですけど。ww
夜にはレイトショーで『オーメン・ザファースト』を見にいく。
『オーメン』は、昔々震えながら見たキリストと反キリストとの戦いの物語だ。
もう上映終了に近かったようで、深夜の観客は6人のみ。
ストーリーは、『オーメン』シリーズの中で一番秀逸だったけれど、ほとんど誰もいない広い真っ暗な劇場で、隣には夫という惨状である。
そりゃあ恐ろしかったの何のって!!
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
栗吉はいつもポーカーフェイスだけれど、嬉しいと目の周りがほんのりピンク色になる。
例えば、だっこしてお腹をさすった時、頭や背中をなでた時。
そして、モン吉とほんわりしている時。
お分かりでしょうか?
・・・やっぱり分かりにくい?ww
この季節なのに、今年はたけのこを炊いていなかった。
京都産のたけのこ(京都人は京都産が好き。ww)を買いに行くチャンスを逸してしまった。
けれど、昨日、ロピアで、他県産のちょっとお買い得なたけのこを見つける。
すると俄然たけのこを食べたくなる。
下処理を済ませて、なんとか若竹煮は出来上がる。
さて、今日は朝から筍ご飯を作りましょう、母の好物だ。
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。