『恋するガリア』 スィングル・シンガーズ
”Galia” Swingle Singers 【YOUTUBEより】
1965年制作、ジョルジュ・ロートネル監督による同名のフランス映画の主題歌です。
この原曲はヨハン・S・バッハのチェンバロ協奏曲第5番第2楽章で、これをミシェル・マーニュがアレンジしたものです。
唄っているザ・スウィングル・シンガーズはワード・スウィングルがパリで結成したコーラス・グループで、映画音楽家の
ミシェル・ルグランの実姉のクリスチャンヌ・ルグランがリード・ソプラノを担当しており、シャルル・アズナヴールなどの
バック・コーラスなどを経て ジャズからクラシックまで幅広い音楽活動を続けています。
映画の方は、現代娘が中年夫婦の愛の葛藤に巻き込まれ人生の甘酸を知って成長するというサスペンス仕立ての
ドラマなのですが、妖しげな肢体で男から男へと渡り歩くガリアをバルドーの再来とまでいわれたミレーユ・ダルクが演じて
います。彼女はこの作品によって一気にスターダムにのし上がりました。
2014-10-30 映画音楽史(271)『恋するガリア』1966年公開
ミレーユ・ダルクなのですが、アラン・ドロンと15年にわたる愛人関係にあったことは有名で、2017年8月に彼女が
79歳で亡くなりましたが、その際もアラン・ドロンが彼女を最期を看取ったとのことです。