”La Tablada” Francisco Canaro 【YOUTUBEより】
1915年にフランシスコ・カナロが作曲、軽快な長調からの転調の繰り返しなどいかにもカナロらしく、タンゴの原型となった最も
古い踊りであるカンジェンゲのスタイルによる古典曲です。
タイトルの”La Tablada”は直訳すれば「テーブル、板」なのですが、ブエノスアイレス西部にある地方名であり、アルゼンチンの
最大産業の牛肉の処理場がある地域のことを指しています。『ラ・タブラーダ』 という言葉は板囲いという意味を持ち、前の
牛を一時的に入れておく場所をそのように呼んでいます。
(ジョーン・バエズの『ドナ・ドナ』とあまりにも対照的な軽快感が気になります)