港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『7月17日』その1

2019-07-16 21:24:29 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ミルヴァ Milva (1939.7.17~2021.4.23)



ミーナ、オルネラ・ヴァノーニと共に三大プリマドンナと称されたイタリアのカンツォーネ歌手です。
フェラーラ近郊にあるゴーロの鮮魚商の家庭に生まれました。家計は裕福でなく小学校から帰ってお針子見習いをし、父の
死後にオペラを勉強するためにボローニャに移り住みました。
1959年に国営放送RAIの新人コンテストで優勝したのを機に1960年にエディット・ピアフのカヴァー “Milord” でレコード歌手
としてデビュー、三枚目のシングル『フラメンコ・ロック』がイタリアの週間チャートで2位のヒットとなりました。
翌1961年には大型新人「ゴーロの豹ミルヴァ」としてサン・レモ音楽祭に出場し、ライバル「クレモナの虎ミーナ」との対決で
大きな話題となりました。結果的にはミーナもミルヴァもサン・レモではお互いに一度も優勝することは叶いませんでした。
1965年頃からは演劇の舞台にも出演するようになり、1973年の「三文オペラ」はヨーロッパ各国で上演されて大成功を収め、
オペラ、タンゴ、ギリシャ音楽などでも活躍しました。
また、親日家でも知られていて『ウナ・セラ・ディ東京』『愛のフィナーレ』などの日本語録音を残すなど、今までに14回
もの来日公演を行っています。

【主要歌唱曲】
1960年『フラメンコ・ロック』Flamenco rock 視聴
1961年『月光のノクターン』Guarda Che Luna

1962年『タンゴ・イタリアーノ』Tango Italiano 視聴
1963年『世界を愛して』Voglio bene al mondo (映画『続・世界残酷物語』の主題歌) 視聴
1964年『ウナ・セラ・ディ東京』Una sera di Tokyo

1964年『アバジュール』Abat-jour  視聴
1965年『その男ゾルバ』La Danza Di Zorba 視聴
1965年『この胸のときめきを』Io Che Non Vivo Senza Te 視聴
1969年『愛のフィナーレ』Finale D'Amore

1972年『地中海のバラ』Mediterraneo

1973年『愛遥かに』Da Troppo Tempo 視聴
1974年『人形のモニカ』Monica Delle Bambole



『7月17日』その2

2019-07-16 21:14:39 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ダイアハン・キャロル Diahann Carroll (1935.7.17~2019.10.04)



ハーレム出身で第一級の女性黒人スターとして君臨したアメリカの歌手・女優です。
ニューヨーク市ブロンクス区に生まれ幼児の頃はハーレムで育ちました。10歳の時にメトロポリタン・オペラの奨学金を得て、
ニューヨークの芸術高校へ入学する奨学金を得て歌の勉強に励み、卒業後は ニューヨーク大学で社会学を専攻しました。
その大学時代に黒人向け雑誌『エボニー』のモデル、ナイトクラブのシンガー等を始めてTVなどにも出演するようになり、
やがてブロードウェイの舞台でも活躍するようになりました。1954年にオットー・プレミンジャー 監督によるオール黒人
キャストの映画『カルメン』で映画デビューし、1959年の同監督による再度のオール黒人キャストの映画『ポギーとベス』で
クララ役の彼女が子供をあやしながら唄った『サマータイム』でひときわ脚光を浴びました。
1961年には映画『さよならをもう一度』で『Say No More, It's Goodbye~Love is just a word』を劇中で唄い、1961年の
『パリの旅愁』では共演したシドニー・ポワチエと婚約を交わすなどの話題も提供してくれました。
1962年には舞台に戻ってブロードウェイ・ミュージカル『ノー・ストリングス』で喝采を浴び、1968年にはTVシリーズ「Julia」
にて、黒人女優として始めてTVの主役の座につくなどトップ・クラスの女性黒人スターとして活躍を続けました。

【主要出演作品】
1954年『カルメン』Carmen Jones

1959年『ポギーとベス』Porgy And Bess

1961年『さよならをもう一度』Goodbye Again

1961年『パリの旅愁』Paris Blues

1967年『夕陽よ急げ』Hurry Sundown


☆ジェームズ・キャグニー James Cagney (1899.7.17~1986.3.30)



強烈な個性の面構えでギャング映画の悪役などを演じたハリウッドの俳優です。
ニューヨーク市イーストサイドでアイルランド系の家庭に生まれました。コロンビア大学に入りましたが経済的な事情で
中退し、デパートの包装係、ウエイター、賭博場のゲーム係などの職業を転々として芸人を目指し、ヴォードビリアンとして
全米を巡業していたところギャング映画を製作していたワーナー社から声が掛かり1930年の『地獄の一丁目』で準主役級で
映画デビューを果たし、翌年の『民衆の敵』で冷酷なギャングのボスを演じて一躍トップスターとなりました。
その後はギャング映画の主役を張る一方で、持ち前のパフォーマンスを活かし1933年の『フットライト・パレード』や
1942年『ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ』ではミュージカルでも成功を収めました。
その後も全盛期のイメージを保ったまま様々なジャンルに出演していましたが、1967年を最後に銀幕から退きました。

【主要出演作品】
1930年『地獄の一丁目』The Doorway to Hell

1931年『民衆の敵』The Public Enemy

1931年『夜の大統領』Smart Money
1933年『地獄の市長』The Mayor of Hell

1933年『フットライト・パレード』Footlight Parade

1935年『Gメン』'G' Men
1938年『汚れた顔の天使』Angels with Dirty Faces

1939年『彼奴は顔役だ! 』The Roaring Twenties
1941年『いちごブロンド』The Strawberry Blonde

1942年『ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ』Yankee Doodle Dandy

1949年『白熱』White Heat

1951年『六年目の誘惑』Come Fill the Cup
1952年『栄光何するものぞ』What Price Glory
1955年『情欲の悪魔』Love Me or Leave Me
1955年『ミスタア・ロバーツ』Mister Roberts

1957年『千の顔を持つ男』Man of a Thousand Faces
1961年『ワン、ツー、スリー』One, Two, Three



【ご命日】

★パスカル・オードレ Pascale Audre (1935.10.12~2000.7.17)



映画『河は呼んでいる』の主役として新鮮で清らかな魅力により一躍人気スターとなったフランスの女優。
主な出演作品として『眼には眼を』『河は呼んでいる』『危険な遊び』『俺は知らない』などがある。