港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『7月29日』

2019-07-28 22:35:18 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ミキス・テオドラキス Mikis Theodorakis (1925.7.29~ )



ギリシャ芸術・文化、政治に多大な影響を与えたギリシャにおける20世紀最大の音楽家です。
ギリシャのキオス島で生まれ、イギリスに渡ってヴァイオリンの演奏を学びながらロンドンの王立音楽学院を卒業しました。
第二次世界大戦時にはレジスタンス、ギリシャ内戦時も左派として活動し、1943年から1950年までの間はアテネ音楽院で
学びました。1954年にパリに渡り交響作品などのクラシック音楽に専念していましたが、1960年にギリシャに戻りギリシャ
の古典音楽の探求に力を注ぎ、その間に『エレクトラ』『死んでもいい』などの映画音楽も手がけています。
1967年の右翼軍事政権により逮捕、追放されパリに逃れましたが1974年軍事政権崩壊と共にギリシャに戻り、民主主義の
回復のため政治的にも奔走し、後には国会議員、大臣も経験するなど波乱の人生を送りました。

【主要映画音楽作品】
1957年『将軍月光に消ゆ』 I'll Met by Moonlight
1960年『ハネムーン』 Luna de miel
1961年『エレクトラ』 Elektra
1962年『真夜中へ5哩』 Le Couteau dans la plaie
1962年『死んでもいい』 Phaedra

1964年『その男ゾルバ』 Zorba The Greek

1967年『魚が出てきた日』 The Day the Fish Came Out 
1969年『Z』 Z
1971年『トロイアの女』 The Trojan Women
1971年『セルピコ』 Serpico


☆クララ・ボウ Clara Bow (1905.7.29~1965.9.27)



「イット・ガール」と呼ばれて一世を風靡したもののスキャンダルなどで自滅したしまったハリウッド女優です。
ニューヨーク市ブルックリンの貧しい家庭に生まれ、17歳の時に美人コンテストで優勝、1922年の映画『虹の大空』で端役
としてデビューしました。その後小さな傍役に甘んじていましたが、1927年の『あれ』でイカれたフラッパー・ガールを
演じて一気に人気スターの仲間入りを果たしました。しかし、金銭がらみのスキャンダルなどでアルコールや薬物の依存症
となりトーキー時代に入ると人気も極端に下降して1933年の『フープラ』を最後に銀幕から姿を消しました。

【主要出演作品】
1922年『虹の大空』 Beyond the Rainbow

1923年『春來りなば』 Maytime
1927年『あれ』 It 

1927年『赤ちゃん母さん』 Children of Divorce 

1927年『つばさ』 Wings

1927年『フラ』 Hula 

1928年『暗黒街の女』 Ladies of the Mob 
1931年『キック・イン』 Kick In
1933年『フープラ』 Hoop-La



【ご命日】
★ルイス・ブニュエル Luis Buñuel (1900.2.22~1983.7.29)



本人も認める無神論者で、社会への痛烈な批判を訴え続けたスペイン生まれメキシコ国籍を持つ映画監督。
主な監督作品として『アンダルシアの犬』『忘れられた人々』『ビリディアナ』『小間使の日記』『昼顔』などがある。


★デヴィッド・ニヴン David Niven (1910.3.01~1983.7.29)



気品とユーモアに富むイギリス紳士としてぎこちない演技ながらも喜劇などで活路を開いた俳優。
主な出演作品として『孔雀夫人』『天国への階段』『八十日間世界一周』『悲しみよこんにちは』などがある。


★レス・エルガート Les Elgart (1917.8.03~1995.7.29)



上品なアンサンブルで、低音管楽器を効果的に使うアメリカのビッグ・バンドの指揮者、トランペット奏者。
主な演奏曲として『カクテル・フォー・トゥー』『ムーン・グロウ』『星影のステラ』などがある。