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旅の友・ポップス編 (391) 『ヴァイア・コン・ディオス』

2018-03-26 21:44:33 | 旅の友・ポップス編

『ヴァイア・コン・ディオス』 トリオ・ロス・パンチョス
”Vaya Con Dios” Trio Los Panchos 【YOUTUBEより】


1952年にバディ・ペッパーとラリー・ラッセルが作詞、イネス・ジェームスが作曲したラテン・ナンバーです。
『ヴァイア・コン・ディオス』とは直訳すれば神と共に行きたまえということですが、「さようなら」という意味で、
早朝に農場を旅立つ男を見送っている女性の「愛の別れ歌」となっています。

翌年の1953年にリリースされたレス・ポール&メリー・フォード盤が全米No.1のミリオン・セラーになりましたが
この曲はスペイン語で聞きたいです。

Se llego el momento ya 
De separarnos 
El silencio el corazón 
Dice suspira 
Vaya con dios mi vida 
Vaya con dios mi amor 
Las campanas de la iglesia 
Suena tristes 
Y parece que al sonar 
También te dicen 
Vaya con dios mi vida 
Vaya con dios mi amor 

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旅の友・ポップス編 (390) 『今宵の君は』

2018-03-25 13:26:41 | 旅の友・ポップス編

『今宵の君は』 マントヴァー二ー楽団
”The Way You Look Tonight” Mantovani 【YOUTUBEより】


1936年制作のジョージ・スティーヴンス監督によるアメリカ映画『有頂天時代』の主題歌です。
映画は、フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースのコンビによるダンサーの出世物語をコメディタッチで描いた
ミュージカル作品です。
主題歌の『今宵の君は』はドロシー・フィールズ作詞、ジェローム・カーン作曲によるもので、劇中ではアステアが
この歌を唄いながら愛を告白していました。
歌詞の内容は、「落ち込んだ時は、今宵の君のことを思い出せば元気になれる、だから絶対に変わらずにいてほしい、
僕は今宵の君を愛しているから」と綴っており、”今宵の君はそれほど素敵に見える”という愛の歌となっています。
また、この曲は歌曲としてよりもムード音楽としても重宝されていて、1965年に始まった 23時台のNHKラジオ番組の
『夢のハーモニー』の番組テーマ曲にも使われておりました。

『夢のハーモニー』に関する動画がありましたのでご参考までに貼っておきます。


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旅の友・ポップス編 (389) 『アナスターシャ』

2018-03-24 17:30:01 | 旅の友・ポップス編

『アナスターシャ』 パット・ブーン
”Anastasia” Pat Boone 【YOUTUBEより】


1956年制作のアナトール・リトヴァク監督によるアメリカ映画『追想』の主題歌です。
1917年ロシア二月革命により帝政ロシアのニコライ皇帝とその一族が殺害されましたが、その後の調査で、当時17歳で
あった第四皇女アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァの死が確認できなかったためアナスターシャ生存説が持ち上がり、
さらに1920年にはアナスターシャを名乗る女性が実際に現れたことでアナスターシャ伝説が話題になりました。
映画は、この噂話を題材にしたマルセル・モーレットの戯曲をもとにして作られたフィクションですが、ミステリー仕立てで
幕を開けたものの、たわいのないメロドラマに終わっています。

主題歌の『アナスターシャ』はアルフレッド・ニューマンが作曲、これにポール・フランシス・ウェブスターが詞をつけて
タイトルバックなどで流れましたが、日本ではサントラ盤よりもパット・ブーンでヒットしています。
その歌詞は、「君は誰? 悲しい瞳でなぜ震えているの?」 と問いながらも「この美しき放浪者が誰であってもかまわない、
僕は君を愛している」といった内容の愛の歌になっています。

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旅の友・ポップス編 (388) 『浪路はるかに』

2018-03-23 15:33:54 | 旅の友・ポップス編

『浪路はるかに』 ビリー・ヴォーン楽団
”Sail Along Silvery Moon” Billy Vaughn 【YOUTUBEより】


この原曲は1937年にハリー・トビアスが作詞、パーシー・ウェンリッチが作曲したハワイアン風の楽曲です。
銀色に輝く月の下の航海におけるロマンチックな恋歌となっいて、ビング・クロスビーによってヒットしました。
これを1957年にビリー・ヴォーンがアレンジ、独特のツイン・サックス・サウンドにより全米5位のミリオン・セラーを
記録し、ビリー・ヴォーン楽団の名を決定的に知らしめた名演奏となりました。
日本でも翌年の春先からランクインし、【今週のベストテン】ではベスト・ワンに輝くなど、年間順位でも7位を記録する
大ヒットになっています。

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旅の友・ポップス編 (387) 『エマニエル夫人』

2018-03-22 18:35:29 | 旅の友・ポップス編

『エマニエル夫人』 ファウスト・パペッティ楽団
”Emmanuelle”  Fausto Papetti 【YOUTUBEより】


1974年制作のジュスト・ジャカン監督による同名のフランス映画の主題歌です。
映画はエマニュエル・アルサンの自伝的小説によるもので、新しい愛の形を描いた文芸ポルノ作品です。
主題歌はシンガー・ソングライターのピエール・バシュレが作詞・作曲したもので、アンニュイな雰囲気のこの曲は
映画と共に一世を風靡、レコードもミリオン・ヒットを記録しています。
特に、主旋律を追いかけるオブリガートは独奏部の効果をさらに高め、楽曲構成面でも見事なスコアとなっています。

【映画音楽史】ではピエール・バシュレを紹介しましたので、今回はファウスト・パペッティ楽団を貼ることにします。
これも、映画のポルノ感と切り離せばイージー・リスニングとして十分に楽しめる一曲です。

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