クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

東博・イノシシ年にちなんだ展示物

2019年01月29日 17時39分20秒 | 日記
今月は都内に出るついでに東博に2回行ってみました。
毎年この時期には干支にちなんだ作品が展示されます。その中から少しだけ紹介したいと思います。


写真は猪形土製品と説明があり、青森県つがる市木造亀ヶ岡から出土されました。実物は非常に小さいですが、重要美術品に指定されています。
亀ヶ岡といえば有名が遮光器土偶が出土されていますね。このイノシシは縄文時代の後期~晩期(BC.2000~4000)に
作成されたと推定されています。縄文時代には様々な動物(犬、猪、蛇、鳥、熊など)の土製品が出土されているそうです。


写真は埴輪 猪と説明がありました。重文で群馬県伊勢崎市天神山から出土されました。
6世紀、古墳時代の物です。イノシシにしては足が長い、蹄の表現が実物と異なることから、実物を見ずに作られたことが推測されるそうです。
縄文と古墳時代ではやはり表現方法に格段の進歩が見られますね。