先週は台湾に行きました。
2日目の自由行動日には故宮博物院を見学しました。
ここは世界4大博物館の一つで、蒋介石率いる国民党の旗色が悪くなるや貴重な文物を中国本土から運び出したため中華文化の至宝が揃っています。
また見学者にとって2016/12以降写真撮影OKになったのもうれしいことです。
故宮博物院は建物自体も見応えがありました。
故宮博物院で最も有名な展示物はこの翠玉白菜です。ミュージアムショップでも白菜をモチーフにした土産が沢山並べられていました。
白菜は清の第11代皇帝光緒帝の后が嫁入り道具で白は清廉潔白を、緑葉の部分に乗っているキリギリスとイナゴは子孫繁栄と多産を象徴しているそうです。
展示物は殷、周の時代から清、近代まで様々ですが、展示物が多いので紀元前の青銅器と清の時代の精緻で美しい工芸品を重点的に見学しました。
目についた展示物で最も古い物は夏の時代の牙璋です。玉で出来たBLADEと説明がありました。
興味深かったのは文書に朱書きがあるもので、朱書き部分は皇帝の直筆が追加されたものなので希少価値が高いものとなっています。
清の乾隆帝の時代の工芸品は大量に展示されていました。いずれも精緻で美しいものでした。
中には西洋人女性が描かれた物もかなりありました。
4時間ほど見学したのですが、まだまだ見るべきものは沢山ありました。
日本語の音声ガイドと一部ですが日本語の説明もありました。機会があればまた行きたいと思います。