先週はコロナ禍ということもあり人混みを避ける意味もあり比企丘陵の山城巡りをしていました。
1週間で腰越城、小倉城、青山城、杉山城、高見(四ツ山)城の5城跡を回り、土曜は太田の銀山城跡を見学しました。金山城跡は石積みもありこの中では群を抜いて立派でした。
最初に行った腰越城跡は民家の裏山の中にあります。
城跡には民家の間を抜けて山を登っていきます。
途中には敵を防ぐための竪堀や横堀が掘られています。
城の区画は郭(くるわ、曲輪とも書く)と呼ばれ、中心に本郭、周辺に本郭を守るためにニの郭、西の郭などが設けられます。郭の入り口は虎口(こぐち)と呼ばれ、敵を防ぐように堀や土塁で囲まれていたり枡形になっています。郭間は空堀が掘られ、小さな橋が渡されており、緊急時には橋が落とされます。
どの山城も400年以上前のものなので素人には往時の構造がはっきり分かるわけではないのですが、いくつか巡ったお陰で竪堀とか土塁の痕跡はなんとなく分かるようになりました。
これらの山城に比べて金山城跡は立派で、関東の山城には珍しく大規模な石垣が残されています。
また岩盤を削った高さのある物見台下堀切というのは迫力がありました。
頂上付近には月の池、日の池という古代から存在する神聖な池があります。
頂上の新田神社からの展望も良く、スカイツリーや筑波山がよく見えました。