比企丘陵の山城巡りの続きとして虎ヶ岡城跡に行ってみました。
円良田湖北の円良田特産センターに車を置かせてもらい、そこから城跡を目指します。
途中の経路は日があたり、野鳥の声がこだまして気持ちの良い斜道が続きました。
そこから山道に入りますと、すぐに石積みの名残が目に付きました。
さらに斜面を登り、頂上直下には急な階段が続いていました。
虎ヶ岡城跡のある頂上には東屋以外特に何もありませんが、周りが開けており眺望は非常に良かったです。
城跡の案内板によると、虎ヶ岡城は鉢形城の支城として猪俣小平太範綱により築かれ、1590年の豊臣勢の鉢形城攻めの際に、真田昌幸により大群が押し寄せ、矢那瀬大学等が20日間防戦に努めたが落城したそうです。
攻め方の真田昌幸は幸村の父で、関ヶ原後は高野山→九度山に流され、そこで病死しました。
真田昌幸という歴史上の人物とこの何もない山城に繋がりがあるというのがこういった山城巡りの面白みと一端といえますね。