クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

Z8新ファーム Ver.2.00の鳥認識AFについて

2024年02月08日 19時56分03秒 | カメラ
昨日Z8の新ファームVer 2.0が公開されました。
本日早速試写に行ったところ確かな進歩を感じることが出来ました。

旧ファームにも鳥認識AFは搭載されていましたが動物AFとまとめられておりしてであり、鳥の検出精度は満足できるものではありませんでした。
具体的にはファインダー内に占める鳥のサイズが小さいと認識してくれませんでした。
またある程度大きくても条件に悪いと認識してくれないことも多く、使用頻度はそれほど多くはありませんでした。使うのは鳥との距離が近い、あるいは飛翔シーンなど限定的なものでした。

今日の試写では鳥のサイズが小さくともかなりの確率で認識してくれました。
また枝被りがあっても鳥の1/2以上が見えていれば認識してくれるようです。
鳥の背景が複雑で鳥の輪郭抽出が難しそうなシーンでも認識してくれました。
またOMDSのOM-1は枝被りがあると手前の枝にフォーカスを持っていかれてしまうのですが、Z8は枝被りがあっても瞳を認識していれば瞳にフォーカスしてくれることが多いです。

OM-1との比較では鳥の認識そのものはOM-1の方がまだ勝っているように感じますが、枝被りへの対応やフォーカスの精度はZ8が優れていると感じました。
全般的にZ8の鳥認識AFはかなり実用性が高まったので、これからは鳥認識AFを主体にしても良さそうな感触を得られました。これまでは1点AF主体だったのでやっとZ8購入時の期待に近づいた感じがします。


旧ファームでは野鳥のサイズが小さいので認識が難しかったが新ファームは可能。

これも旧ファームでは野鳥のサイズが小さく、背景に溶け込むので認識できなかったと思いますが、あっさり認識したので少々驚きました。


枝被りしていますが、瞳に合焦してくれました。結構実用性が高まった、と感じました。


枝被りがないと比較的容易に合焦します。


もしかすると偶然かもしれませんが、ほぼ瞳に合焦しました。
とはいえここまで枝被りしていると認識しないことも多いです。

枝被りがこのくらいの状況だと認識したり、しなかったりという感じでした。

機材はZ8+AF-S 500mm F5.6 PF