ほとんどの山鉾は山鉾町の方々が管理運営しているのですが、鈴鹿山は近くの企業数社が主体となり1年交代で幹事企業を決めて運営をしているそうです。
NHK番組によると今年は地元にある通信会社(?)が幹事企業を努めているそうです。とはいえ地元の住民も粽(ちまき)の製造などで協力はしています。
鈴鹿山の由来ですが、ご神体人形の鈴鹿権現からきています。鈴鹿権現は伊勢国の鈴鹿山で悪事を働く悪鬼を退治した神である瀬織津姫(せおりつひめ)と同一の存在です。仮面を被っているのは位の高い神なので素顔を見せるのは憚れるからだそうです。
瀬織津姫は神道の大祓詞(おおはらえのことば)に登場する水の神で、それを祀る神社もありますが、古事記、日本書紀に記載のない神で、その解釈には色々な説があるようです。
前掛けのラクダの綴織は平成元年新調の黄砂の道。
胴掛けは桜図。反対側は紅葉図。
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