牛馬童子像を後にして熊野速玉神社に向かいました。
熊野速玉神社の祭神は熊野速玉大神と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)です。
両神はイザナギとイザナミとされています。
こちらの神社は鳥居も社殿も鮮やかな朱塗りで熊野本宮大社とは好対照でした。
立派な社殿が横に並んいるのは本宮と同じでした。境内にはいくつもの別宮がありますが、本宮同様ヤタガラスの神社があったのでお参りしてきました。ヤタガラスは可愛らしいので交通安全のためにお守りを買いました。
そして最後に神宝館を見学しましたが、国宝、重文満載で非常に見応えがありました。
熊野古道を早めに切り上げたため熊野速玉神社参拝後、時間が余ったのでガイドブックに載っていた神倉神社に行ってみました。入り口の説明板によると、ここの断崖絶壁は古くから記紀の天岩楯(あまのいわたて)とみなされており、速玉神社の祭神が降臨する場所だそうです。
祭神はアマテラスと高倉下命(たかくらじのみこと)です。高倉下命は神話の神武東征の際、窮地に陥った神武軍を救出したとされる神です。
ともあれ麓の鳥居をくぐり登っていきましたが、驚くほど急峻な石段が長く続き、小雨も降っているので慎重に登っていきました。結局午前の熊野古道で温存した体力をここにきて使ってしまった感があります。
頂上には小さな鳥居が続き、山伏姿の人物もいました。さらにゴトビキ岩という大きな石に接するように社が作られています。眺めは非常に良かったです。
またこの神社は世界遺産の構成要素の一つでもあるようです。
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