クロムの備忘録的ダイアリー

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竜王戦挑戦者決定3番勝負第2局

2019年08月24日 10時44分47秒 | 将棋
現在豊島名人・王位と木村九段の間で通称10番勝負が行われています。
10番勝負というのは同時並行で行われている王位戦7番勝負と竜王戦挑戦者決定3番勝負を合わせたものです。
つい先日行われた王位戦第4局は木村九段が勝ち2-2のタイになりました。

木村九段というのは将棋に興味のない人は知らないでしょうが、解説などでの話術が巧みでファンでの間では人気が高いです。年齢は46で羽生九段より若干若いです。これまでタイトル戦には今回の王位戦を含め7回も登場しているのですが、奪取したことはなく不運の棋士と言えるかもしれません。
棋士は40代後半になると棋力が衰えると言われており、木村九段はその意味でタイトル挑戦の最後のチャンスになるかもしれず、気合が入っているのは間違いないところです。
この対局は私もNET中継で観戦していました。序盤は例によって豊島名人が事前研究の範囲は超特急で飛ばしていき、微差ですがリードを奪ったようでした。その後も着実にリードを広げ、解説の棋士なども豊島勝勢という判断を下すようになりました。


劣勢の木村九段は玉が不安定ながら勝負手を放ち、角を切って7九飛車と王手を掛けた場面が問題の画面でした。解説の棋士は6九金または4八玉で先手勝勢ということでしたが、豊島名人は6九角と受けました。
しかしどうもこの手が悪手だったようで、ソフト評価値も突然後手に振れて以後20手ばかりで木村九段の逆転勝ちとなりました。
これで王位戦に続き、挑戦者決定戦もタイになり10番勝負は6局消化し3-3の好勝負となっています。
個人的にはまだ若い豊島名人はまだまだチャンスが大いにあると思うので、木村九段にはこのへんでタイトルを奪取してほしいと思います。

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