クロムの備忘録的ダイアリー

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C1順位戦、増田6段-藤井7段戦

2018年11月20日 20時35分15秒 | 将棋

今日は将棋順位戦C級1組、増田6段対藤井7段戦が行われました。結果は藤井7段の勝ち。
対局は若手の実力者同士ということで注目していましたが先手の増田6段が棋士になって初めて振飛車を指しました。対局は将棋ソフトで解析してみるとずっと互角だったのですが、図の一手前に指された62歩の垂らしがやや疑問で、直後の藤井7段の65桂が好手で形勢が傾いたようです。62歩に代えて52歩ならば互角のままだったようです。最後は増田6段の見落としを咎めて飛車のただ捨てで鮮やかに決めました。これで今期もここまでは全勝をキープしました。このあとは次の次の近藤誠也五段戦が昇級の山場になるかと思います。藤井7段は順位が下なので1敗すると頭ハネで昇級を逃すことも考えられるので今後も頑張って欲しいものです。


将棋界の仕組みをご存知ない方に簡単に説明すると、将棋棋士は上からA、B1、B2、C1、C2の5クラスに所属し、1年かけて順位戦を戦い、各クラスの成績上位者2、3名が上のクラスに昇級する。最上位のA級の優勝者は名人位の挑戦者になる。順位戦が重要なのは名人への挑戦を争うだけでなく、サラリーマンの基本給に相当する部分が決まるからです。大雑把に対局料や年収などもA級を1とするとすぐ下のB1は0.7、B2はB1の0.7倍になるそうです。そんなわけですのが順位戦は棋士に取って重要な棋戦です。

 



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