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ラムダ型変異ウイルス????

2021-08-02 07:07:49 | 環境汚染

新型コロナ 南米で拡大しているラムダ型変異ウイルス 現時点で分かっ

っていることは?

ペルーで最初に見つかった「ラムダ型」と呼ばれる変異ウイルスが南米を中心に徐々に拡大しています。

ラムダ型変異ウイルスについて現時点でどんなことが分かっているのでしょうか。

ラムダ型変異ウイルスの検出状況は?

それぞれの変異ウイルスの検出状況(2021年7月31日現在の情報に基づき筆者作成)
それぞれの変異ウイルスの検出状況(2021年7月31日現在の情報に基づき筆者作成)

 

ラムダ型変異ウイルス(C.37)は2020年8月にペルーで最初に見つかりました

その後、南米を中心に拡大し、7月31日時点で31カ国で見つかっています。

中でもペルー、チリ、エクアドル、アルゼンチンなどの南米の多くの国で見つかっており、特にペルーでは新規感染者の9割以上がラムダ型によるものと言われています。

世界的な拡大を受けて、WHOは2021年6月14日にこの変異ウイルスを「ラムダ」と名付け「注目すべき変異ウイルス(VOIs; Variant of Interest)」に指定しました。

7月31日現在、日本ではまだラムダ型変異ウイルスは見つかっていません。

 

ラムダ型変異ウイルスの特徴は?

これまでの変異ウイルスには、感染性が強くなると考えられている「N501Y」、ワクチン効果の低下や再感染のリスクが高くなると考えられている「E484K」などの変異が知られています。

ラムダ型変異ウイルスにはこれらの変異はありませんが、スパイク蛋白の特徴的な変異として、G75V、T76I、del247/253、L452Q, F490S, D614G, T859Nという7つの遺伝子変異があります。

しかし、これらの変異がウイルスにどのような変化をもたらすのか、現時点では情報が限られています。

 

ラムダ型の感染力は?

チリにおけるそれぞれの変異株の占める割合の推移(GISAIDより)
チリにおけるそれぞれの変異株の占める割合の推移(GISAIDより)

 

武漢から世界中に広がった従来のウイルスと比べると、感染力が増強しているのではないか、という実験室レベルの研究が報告されてきていますが、まだデータは限られています。

日本の研究チームからは、前述の7つの遺伝子変異のうち「T76I」「L452Q」という2つの変異によって感染力が強くなっている、とする査読前の研究が掲載されています。

ペルーの隣国であるチリでは、2021年1月頃からラムダ型変異ウイルスが侵入し、拡大しており2021年7月現在チリ国内で報告されている新型コロナウイルスの約3割を占めています。なお、残りの約7割は同様に2021年1月頃からチリ国内で拡大してきたブラジル由来のガンマ型変異ウイルスとなっています。

これまでのところ、感染力が非常に強いことが分かっているデルタ型がすでに広がっている国や地域にラムダ型が侵入し広がった事例は確認され

これまでにアルファ型変異ウイルスやデルタ型変異ウイルスでは、従来のウイルスと比較して感染した場合に重症度が高くなるとされていました。

ラムダ型変異ウイルスに感染した場合にも従来よりも重症度が高くなるのかについてはまだよく分かっていません。

世界で最初にラムダ型変異ウイルスが見つかり、現在検出される新型コロナウイルスの9割以上がラムダ型変異ウイルスになっていると言われるペルーでは、これまでに人口3300万人のうち、0.57%にあたる約19万人が新型コロナウイルス感染症で亡くなっていますが、これがラムダ型変異ウイルスによるものかは不明です。

医療へのアクセス、診療体制など様々な要因が影響しているものと考えられます。

 

ラムダ型のワクチンへの影響は?

ベータ型、ガンマ型、デルタ型のそれぞれの変異ウイルスは、ワクチンの効果が低下することが分かってきています。

ラムダ型変異ウイルスについても、中和抗体に対する抵抗力が強くなっているとする実験室での研究があり、またベータ型よりもさらにワクチン効果が落ちるのではないかとする研究もあり、多少なりともワクチンの効果が落ちる可能性はあるようです。

ただし、リアルワールドにおいてワクチン効果がどの程度落ちるのかは現時点ではっきりと分かっていません。

チリで行われたSinovac社の新型コロナワクチンCoronaVacの有効性を検証した臨床研究では、CoronaVacの発症予防効果は65.9%、重症化予防(入院の予防)効果は87.5%と報告されていますが、チリではこの期間ガンマ型変異ウイルスが28%、ラムダ型変異ウイルスは27%を占めていた(※ゲノム解析が行われたウイルスのみ)とのことです。

変異ウイルスが出現する前に行われたトルコのCoronaVacの第3相試験では、発症予防効果が83.5%であったとのことであり、ガンマ型とラムダ型が広がっていたことがチリでのワクチン効果低下に影響した可能性はありそうです。

 

ラムダ型変異ウイルスは現時点でどれくらい脅威なのか?

アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、ラムダ型変異ウイルスの感染力、重症度、ワクチン効果低下の比較(筆者作成)
アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、ラムダ型変異ウイルスの感染力、重症度、ワクチン効果低下の比較(筆者作成)

 

以上のように、ラムダ型変異ウイルスについてはまだ分かっていないことが多く、現時点ではどれくらいの脅威であるのか判断することは難しい状況です。

現在ラムダ型変異ウイルスが広がっているペルーやチリでの、今後のさらなる情報が待たれます。

また、世界中で問題になっているデルタ型変異ウイルスと、このラムダ型変異ウイルスが同時に広がっている国はまだなく、今後そういった国が出てくれば相対的な感染力、重症度、ワクチン効果への影響などが明らかになってくると考えられます。

日本国内では2021年7月31日現在、まだラムダ型変異ウイルスの報告はありませんが、国内での拡大を防ぐためにはゲノム解析のサーベイランスによって早期検出と拡大防止が重要です。

まだまだコロナは続くのか・・・・・


第5波近づく北海道

2021-07-20 07:09:37 | 環境汚染

8月1日には230人超の予測…第5波近づく北海道 "まん延防止"再要請検討 専門家「緊急事態視野に」

 感染の再拡大が続く北海道内ですが、東京オリンピックに伴う4連休を前に対策を強化するかどうか、北海道や札幌市は難しい判断を迫られているようです。

 7月17日から2日連続で新たな感染者が100人を超えた北海道内。19日は新型コロナウイルスの患者1人が死亡し、新たに札幌市の58人などあわせて70人の感染が確認されました。

 感染の再拡大が続く北海道内。札幌市からも強い要請を受け、北海道は再び国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請することを検討しています。

 全国的にワクチン接種の遅れが出る中、根室市では19日から12歳以上の中学生を含む約1万4000人を対象に一般接種が始まりました。
使用するのはファイザー製のワクチンで、19日は約600人が接種を受けました。

 接種した20代:「早めに打てたのはよかったなと思います」

 根室市民への接種は8月末までに終える予定です。
北海道内では7月に入り感染者の拡大が続いています。参考になる前の週の同じ曜日を16日連続で超えている状況です。北海道医療大学の塚本容子教授は「現在の感染者は2週間前の『まん延防止』期間のもので、今後さらに増えることが考えられる」としています。
どれくらい増えるのか。塚本教授はこのままのペースだと8月1日に北海道で1日230人にのぼると予想します。これは人口10万人あたりで「40人超」となり、「緊急事態宣言」レベルの「25人」を超えるものとなります。

 塚本教授は、北海道が再び「まん延防止」措置の適用の検討をしていることについて、「『まん延防止』は変異ウイルスを想定せずに作られたもの。『緊急事態宣言』も含めた措置の検討が必要」と指摘しています。
 
オリンピックも始まるし、確実に増えますよね。もう予防が追い付かない

 


重症化には依然有効

2021-07-06 07:14:51 | 環境汚染

ファイザー製ワクチンの予防効果低下、重症化には依然有効

イスラエル保健省は5日、米ファイザー・独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンの予防効果が低下しているとの報告書を発表した。しかし、重症化の予防には依然有効とした。

報告書によると、無症状を含むコロナ感染症に対する予防効果は6月6日時点で約64%、入院や重症化予防での効果は93%。

5月に発表した報告書では、ファイザー製ワクチン2回の接種による感染、入院、重症化に対する予防効果は95%超としていた。

新型コロナワクチン接種の先行国であるイスラエルでは、人口930万人中約60%が少なくとも1回目の接種を終了。1日当たりの新規感染者数は1月時点に1万人を超えていたが、6月には1桁台まで減少した。

しかし、国内でほぼ全てのソーシャルディスタンシング(社会的距離)維持やマスク着用義務が撤廃され、インドで最初に検出された感染力の強い新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」が台頭する中、感染者数は緩やかに増加し、4日の感染者数は343人に達した。


インド変異株 加速!!

2021-06-13 10:34:44 | 環境汚染

インド変異株、拡大ペース加速=各地で感染、クラスターも―7月中旬に主流化か

新型コロナウイルスのインド型変異株が拡大している。厚生労働省によると、7日時点で確認された感染者は12都府県の87人。同日までの1週間の新規感染者は34人で、前々週21人、前週24人と増加ペースが加速している。

7月中旬には新規感染者の過半数を占めるとの試算もあり、専門家は拡大防止に向け監視体制の強化を訴える。

 インド型の特徴は「L452R」と呼ばれる遺伝子変異だ。ウイルスが細胞に侵入する際に使うスパイクタンパクの452番目のアミノ酸が、L(ロイシン)からR(アルギニン)に変異したことを示す。東京都や神奈川県ではクラスター(感染者集団)も発生した。感染力の強さは英国型の1.5倍、従来株の2倍とされるが、それらより低い可能性を指摘する専門家もいる。

 ワクチンの効果を弱めるとされるが、不明な部分が多く、重症化リスクが高い証拠も現段階では示されていない。L452R変異は、日本人の6割が持つ白血球の型「HLA(ヒト白血球抗原)―A24」がつくる免疫細胞から逃れるとの報告もある。日本人の6割で免疫機能が働きにくくなる恐れがあるという意味だが、否定的な見解もある。

 インド型について、京都大の西浦博教授(理論疫学)は、感染力が従来株の約1.8倍で、7月中旬に半数を超え、同月末には8割に達するとの試算を公表。国立感染症研究所の脇田隆字所長は予測の難しさを挙げた上で、「今はなるべく早く見つけ、クラスター対策や(濃厚接触者らを追跡する)積極的疫学調査によって置き換わりを抑える時期だ」として、監視体制の強化を呼び掛ける。

 インド型をめぐっては、慶応大の小崎健次郎教授(臨床遺伝学)らのチームが、インドから直接流入しただけでなく、英国や米国を経由したケースもあるとの解析をまとめた。国際的なデータベースの公開情報などを基にしたもので、小崎教授は「変異株は最初の流行地域から直接流入するだけとは限らない。水際対策を強化すべきだ」と指摘している。 


コウモリから新たなコロナウイルス

2021-06-12 03:42:04 | 環境汚染

中国研究チーム、コウモリから新たなコロナウイルスを複数発見

中国の研究チームは10日、南西部の雲南省でコウモリから新たなコロナウイルスを複数発見したと明らかにした。

この中には、新型コロナウイルス感染症を引き起こすウイルス「SARS―CoV―2」に現時点で遺伝的に2番目に近い可能性があるウイルスも含まれる。

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発見場所は雲南省内の単一の狭い地域。研究チームによると、今回の結果はコウモリの体内に何種類のコロナウイルスが存在し、何種類が人間に感染する可能性があるのかを示すものだという。

山東大学のウェイフェン・シー氏らは2019年5月~20年11月、森林に生息する小型コウモリからサンプルを収集。ふんや尿を検査したほか、コウモリの口からも綿棒で検体を採取した。

その結果、「SARS―CoV―2のようなコロナウイルス4つを含む、計24の新たなコロナウイルスゲノムを複数種のコウモリから収集した」という。研究結果は生物学誌「セル」に発表された。

4つのウイルスのうち1つは、現在のパンデミック(世界的大流行)を引き起こしているSARS―CoV―2に遺伝的に非常に近かった。このサンプルは「RpYN06」と呼ばれ、馬蹄形の鼻葉(びよう)を持つチビキクガシラコウモリから採取された。

RpYN06は今回のサンプルの中でSARS―CoV―2に最も近い株とみられるが、ウイルスが細胞に結合する時に使う「スパイクタンパク質」には遺伝的な違いがあった。

研究者らは現在、SARS―CoV―2がどこから来たのか解明を試みている。コウモリが感染源となった可能性が高いものの、人間に感染する前に中間宿主の動物を介していた可能性もある。

02~04年に猛威を振るった重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスについては、ジャコウネコ(ハクビシン)が宿主になったと見られている。 今回のサンプルの大半はキクガシラコウモリ科コウモリの複数の種から採取された。

17年に雲南省の洞窟で行われた調査でも、SARSウイルスに遺伝的に非常に近いウイルスがキクガラシコウモリ科コウモリの体内で見つかっていた。

新型コロナウイルス禍の起源を巡っては議論があるが、世界保健機関(WHO)の報告書では動物が感染源となった可能性が高く、おそらくコウモリが感染源になったと指摘している。

人々はコウモリを捕らえて食べ、またコウモリから感染しうる他の動物を捕らえて食べている。そうした動物を処理する際に人にウイルスが感染する可能性がある。