連続上陸「寒冷渦」原因? 1週間で年間数超す
8月は台風が平年を上回るペースで発生し、相次いで日本列島に上陸している。気象庁の統計によると、台風1号が発生したのは7月3日で過去2番目の遅さだったが、8月に入って急増し、上陸数では既に平年を超えた。気象庁は太平洋上にある冷たい空気の固まり「寒冷渦」が台風の発生しやすい環境をつくり出していると分析している。
気象庁によると、平年の年間上陸数は2・7個なのに対し、今年は台風7号、11号、9号がこの1週間に連続して北海道や関東に上陸した。
今夏の特徴として、列島上空を流れる偏西風の一部が寒冷渦となり、太平洋高気圧の縁を沿うように流れている。この寒冷渦によって冷やされた周辺の大気と、海上の暖かい空気が活発に対流することで台風のもとになる熱帯低気圧が次々つくり出されている。
気象庁は「しばらくは太平洋上の気圧配置に変化はない」としており、今後もさらに多くの台風が発生し、列島に上陸する恐れがある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます