米ハワイ・キラウエア火山が噴火 マグマ移動で地表に亀裂 溶岩噴出
米ハワイ島で現地時間3日午後、キラウエア火山が噴火し、東部レイラニ地区の地表に亀裂が走り、溶岩と噴気の噴出が確認されたとして、ハワイ郡民間防衛局(Hawaii County Civil Defense)が付近の住民1万人に避難勧告を発令した。
米地質調査所(USGS)によると現地時間3日午前10時ごろ、ハワイ島南東部に位置するキラウエア火山のプウオオ火口の南を震源とするマグニチュード(M)5の火山性地震を観測したのち、噴火が発生した。
同日午後5時ごろには、島東部のレイラニ地区のモハラ通りに亀裂が入っているのが見つかり、溶岩の流出と、噴煙と蒸気の噴出が確認されたことから、当局が周辺住民1万人に避難勧告を発令し、パホア町のコミュニティセンターを避難所として開設した。これまでのところ、この噴火による負傷者の報告はない。
キラウエア火山では3月中ごろから溶岩湖の溶岩量が急増し、先月下旬に3年ぶりにあふれ出したことから、活動の活発化が懸念されていた。
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