スナップ:駒津峰からの甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳へ無事登頂・下山、大先輩Kさんに、山行プランや山小屋への宿泊予約等、大変御世話になりました。
(一日目)
新宿駅(7:00)― 立川(7:21)― 八王子( 8:29)- 甲府駅(8:28 乗換 9:00)=【バス 約2時間】= 広河原(10:56 昼食・乗換 12:20)=【バス 25分】= 北沢峠(12:45~13:00)・・○34・・仙水小屋(13:34)
Kさんのリダーのもと、甲斐駒ヶ岳と仙丈岳を目指し、7/25JR新宿駅から甲府駅に向かう。
甲府駅南口に降り立ち、速やかに山梨交通のバス停に向かい列に並ぶ。
結構多くの人が並んでおり、座れるか心配したが、多くなれば、バスの増発があるとのこと、胸をなでおろす。
多くなり、2台の大型バスが甲府駅をたち、南アルプス市の広河原へ向かった。
一昨年の19年は、Kさんの交渉で、5人でTAXを利用、夜叉神峠登山口まで3人、私たち2人は広河原へ。
夜叉神峠登山口以降は南アルプス林道で、交通時間の規制があり、TAXの場合早く着きすぎ、待たされた。
広河原に到着、バス停から市営の無料休憩所に向かう。
途中バラック建てのものがあり、ちょこっと寄り道、一昨年の19年にあった鉄筋の建てのものが、全く無くなっていた。案外、新しい建物で、良い無料休憩所であったが、建て替えのために壊したとのこと。
そこの広場には、南アルプス登山の先駆者のレリーフ記念碑があり、山開きのモニュメントが立っていた。
一年ぶりに北岳を眺める。何枚も立て続けに、山の姿をデジカメに納める。
Tさんと北岳を背景に、記念撮影。
一昨年、同じくTさんと2人で、2泊3日の行程で北岳に登頂、無事下山したことを思い出しつつ・・・。
広河原の市営バス停裏の河原が見える木陰で、昼食を摂る。
広河原から、北沢峠に向かう。南アルプス林道を行くが、当初左手、途中から右手に深い、深い谷を見ながら進む。落ちてしまえば、一貫の終わりだ。
25分の行程だが、非常に長く感じた。
北沢峠着、おおくの人が、ごった返している。甲斐駒ヶ岳、仙丈岳から降りてくる人、登る人の起点でもあり、また山小屋長衛荘もある。
伊那市営バスが長野県からの、南アルプス市営バスが山梨県からの登山客をマイクロバスで運んでくる。
大きな看板を挟んでTさんとツウショット。早速、仙水小屋に向かう。一旦断られているのだが、時間が早いので行って、宿泊を頼んでみようと計画変更。
宿泊を頼んでいる駒仙小屋を素通りし、仙水小屋へ向かった。
北沢沿いを進み、沢からやや高めの場所に、仙水小屋があった。
13:42着、心配したが女将さんから、宿泊OKを貰い、屋外の休憩所で、小屋の本を読む等、ゆっくりとくつろいだ。
沢から引かれた水が貯め枡に、豊富に流されており驚いた。
約50名の宿泊客が次次と到着、16:30~17:00夕食、なんと、なんと、驚くなかれ、いかの御刺身が出て来た。
宿のご主人が、毎日里に降り、運んで来るとのこと。
明日の登山を考え、皆さん早々と眠りにつかれた。
(二日目) 起床 3:00~食事(3:30~4:00)~仙水小屋(4:16)・・○30・・仙水峠(4:46~ 5:00 )・・○50・・駒津峰(6:51~7:00 )・・○120・・甲斐駒ヶ岳頂上(8:58~9:20)・・○50・・魔利支天頂上(10:10~10:20)・・○80・・駒津峰(11:42~11:50)・・○40・・双児山(12:30~昼食~12:50)・・○70・・北沢峠(14:00~バス待ちで大休止~15:30)= 【バス 25分】= 広河原(15:55 乗換 16:00)=【バス 約2時間】=甲府駅(18:00 乗換 KさんJR特急、私普通列車乗車で帰宅)
実歩程 7時間20分
小さな山小屋のため、一斉に起こされ、全員で朝食を摂る。
朝食は味噌汁もあり結構なものが出て来た。一泊二食で、¥6,500円は、大変安く感じた。
おだやかな女将さんと宿のご主人に見送られ、一番最初に宿を発つ。
ヘッドランプで足元を照らしながら、ゆっくり進む。
後続の人たちが、六根清浄(ロッコン ショウジョウ)の歌を歌いながら、追いかけて来る。
30分で、仙水峠に到着。ご来光を仰ぐ。
はるか向うの雲海に太陽がじょじょに出てくる。
このチャンスを逃がすまいと、何枚も撮りまくる。
ご来光で山頂が逆光となっている甲斐駒ヶ岳を写真に収める。
逆の背中には、ご来光で一杯の光を浴びた仙丈岳が遠望され、また、右手にはオベリスク(地蔵仏)に象徴される白鳳三山が見られた。
同じ仙水小屋に宿泊していたご夫婦が到着、御二人の記念撮影買って出る。
ここから60分、林の中を急登し駒津峰へ、南に視界が開けたところで、白峰三山の北岳や仙丈岳を眺め、うっとりする。
高山での眺望の素晴らしさを満喫するとともにスナップに収める。
駒津峰に立つ。眺めが素晴らしい。ここで、私が気に入った甲斐駒ヶ岳の雄姿をスナップを納めることが出来た。
峰に立つ人の向うに甲斐駒ヶ岳が撮れているものだ!!
この写真で、21年の賀状の裏面を飾った。
これから峰を進み、直登コースとなだらかコースの分岐に到着、2人はためらうことなく直登コースを採る。
最初が、最大の難関だった。おおきな岩が立ちはだかっており(地図の「巨大な岩石 六万石」か)、やもりのようにへばり着く。縦に長く、ひらべったく、約180cmの背の高い私でも、右足をなかなか掛けることが出来ず、一瞬転落するかと思って、恐怖を感じた。続いて、大きめの岩石があったが、これもクリア、安心、安心。
直登コースなので、早く着くかと思ったが、駒津峰から2時間かかってしまった。
2,967m甲斐駒ヶ岳の山頂制覇。
大塚山歩会のフラッグを2人で持ち、Kさんとのツウショット。
ここの眺めもまた素晴らしい、良く晴れ渡った空のもとの白峰三山、白鳳三山、仙丈岳を遠望しつつ、デジカメに収める。
まだ、時間もはやく魔利支天に向かう。
ここは、殆んどの人が向かわず、パスしていた。
花崗岩の砂礫のなか、頂上に向かう。頂上には槍や剣が備えられていた。
魔利支天から、本来のコースに戻り、駒津峰に帰着。休憩後、双児山に向かう、視界も良い、瓦礫のだらだら坂だ。
降りが終わり、登りになると普通の登山道になった。早く、早く双児山に着かないかと思うが、足が思うように進まない。疲れが出だした。
12:30双児山到着、昼ご飯を終え、出発。
その後の休憩の時、なんとなく足が痛く、疲れが出たので、もう仙丈岳は中止し、来年に登ろうということになった。
なんとなく2人の意見が一致し、今日下山することとなった。
ここから、北沢峠まで、長く長く感じた。多分疲れのためと思う。
14:00北沢峠到着、下山バス時刻確認、90分待たざるを得なかった。
山小屋長衛荘の水貯め枡を借り、肌の手入れをする。冷たい水が大変心地よい。
Kさんは、山小屋でコーヒー等、私はバスの待合テントで、ゆで玉子をよく噛み締めて、ゆっくりと食べた。
黄みに食卓塩をかけておいしくいただく。幸せ、幸せ。下山で気持ちも一段落し、ゆったりする。
心地よい、午後の一時を、テントの中で過ごした。
下山途中、仙丈岳に行っておけば、良かったかなあと・・・思うこともあったが、帰宅できるのでホットしてしまう。
今思えば、仙丈岳へ昨年行っておけば、今年(21年)は他の百名山を狙えたと思うと・・・・残念であった。