スナップ: 上左; 槍の肩(3千m)で槍ヶ岳バックに
中央のトンガリ、小槍ヶ岳
上中; 霞んだ頂上(3,180m)
上右; そそり立つ頂上
下左; 頂上6人で登頂制覇万歳
下右; 頂上1人で記念写真
平成20年、大塚山歩会こまくさ創立15周年記念誌への寄稿文より
・・・・槍 ヶ 岳 回 想・・・・
初めての高山、3,180mの槍ヶ岳を目指して。
上高地は、涼しくてとても気持ちがよい。ここまでは既に散策済みである。
このため早く槍ヶ岳を見てみたいと・・・・・。
1泊目(16.7.25(日))の槍沢ロッジを過ぎ、林の間に初めて槍ヶ岳を見た。やはりとんがり帽子のようだ。
入会二年目(平成16年)、K先輩におだてられ、この山行に参加し怖いもの知らずとはこのことか。
天候にはめぐまれ、槍の頂上を極めた。
頂上は結構広く、祠があった。多分、その際参拝しなかったように思われる。
万歳を叫び、記念スナップを撮ってもらう。
はしごを登り、頂上への第一歩を踏み出す際、恐ろしく感じた。しかし、下がってくる際は、あまり怖く感じなかった。
無事登頂を記念し、生ビールで乾杯、多分大変おいしかったのではないかと思われる。
山小屋に二泊したが、食事の内容は記憶が薄れてしまった。しかし、2泊目(16.7.26(月))の槍ヶ岳山荘で焼酎のお湯割りの白湯を貰ったところ、150円と言われ一瞬と惑ったことはよく記憶している。
何故150円・・・・水・お湯は貴重、3千メートルの高さを失念していました。
天候に恵まれたといったが、槍ヶ岳山荘での真夜中、これまで経験したことがない、ものすごい雷のもと激しい雨が過ぎ去った。
三日目、槍ヶ岳山荘から来た道を下山するため朝4時過ぎ山荘を出発、ここで初めてヘッドランプを使用した。下山途中モルゲンロード現象での赤い山々、もちろん槍ヶ岳、常念等を見上げ、その美しさに感動した。
槍ヶ岳を開山した播竜上人の洞窟跡付近だと記憶しているが、雪渓が残っており、雪の上での歩行をほんの少し経験するとともに楽しんだ。
下山にあたっては、バスの時間に間に合うか気がかりで、飛ばしに飛ばした。このため、早めにかっぱ橋に到着、無事を祝い記念撮影、その後温泉で一風呂浴び疲れを癒した。
上高地バス停には多くの人たちが集まっており北アルプスの人気の高さを実感した。
Kリーダーのもと、Tサブリーダー、Kさん、女性二人の計六人が無事に帰りのバスに乗れ、一路新宿を目指した。
この登山でよい経験を積ませていただいた。
この登山をきっかに、年一回、北又は南アルプスを目指したいと誓った。
三年目(平成17年)は、北アルプスの徳本小屋に二泊し、霞沢に出かけた。
四年目(平成18年)は、北アルプスの大キレットを目指したが雨により延期となったため、行けなかった。
五年目(平成19年)は、南アルプスの北岳に二回登頂した。
六年目(平成20年)の今年も、Kリーダ―に誘われ、甲斐駒及び仙丈を予定しましたが、甲斐駒のみになってしまいました。
南北アルプスには素晴らしい山々がそびえており、毎年行きたいと思っております。
こんな素晴らしい機会をあたえていただいた会長をはじめ先輩会員の皆様に大変感謝しております。
今後も素晴らしい登山の機会を与えいただくとともにお返しを考えていかなければと心に誓っております。
最後に会員の皆様が楽しく、安全な登山になるように祈念し、筆をおきます。