スナップ:眼下の大菩薩峠と介山荘
< 日時 > 平成17年10月8日(土)~9日(日) 曇り、時々太陽、小雨
< コース >
10月8日(土)
*電車 JR中央線 東京駅 06:38⇒新宿駅 06:58⇒八王子駅 07:52⇒高尾着 07:59
(乗換、2分)普通 高尾発 08:01⇒塩山 09:15
*バス 塩山駅 09:25⇒大菩薩峠入口 10:00
*コース 大菩薩峠入口 10:14⇒(25分)⇒丸川峠・上日川峠分岐(10:38-10:45)⇒(65分)⇒ 大休止・昼食(12:10-12:45)⇒(50分)⇒丸川峠(13:45-13:55)⇒(95分)⇒大菩薩嶺(15:50-16:00)⇒(55分)⇒大菩薩峠介山荘 17:00
10月9日(日)
*コース 大菩薩峠介山荘 07:20⇒(30分)⇒石丸峠(07:50-08:00)⇒(70分)⇒榧ノ尾山(09:15-09:30)⇒(55分)⇒大ダワ(10:45-10:55)⇒(45分)⇒モロクボ平・昼食(11:40-12:00)⇒(35分)⇒小菅の湯 12:45 入浴及び休憩 13:00~15:15
*村営バス 小菅の湯 15:33⇒田元橋 15:38
*西東京バス 田元橋 15:46⇒(53分)⇒奥多摩駅 16:33
*電車 JR奥多摩線 ホリデー快速おくたま6号 奥多摩駅 16:52⇒新宿 18:22
<実歩程>10/8 : 4時間50分(計画4時間40分)、10/9 : 3時間55分(計画5時間)
<経費> 11,720円(JR新宿からJR塩山1,890、JR奥多摩からJR新宿まで1,050。バス塩山から100、小菅の湯から100、田元橋から880。一泊2食6,600。昼食弁当600。入浴500。)
<1日目:10/8;曇り、時々太陽>
JR高尾駅で落ち合う。天候を気にしつつ一路塩山に向かう。旅行団体客や山行グループでにぎやかな車内であった。塩山駅南口に降り立ち、バスを待つ。「大菩薩峠登山口」行きのバスに乗車、車中で土地の老人とおしゃべりをする。塩山は青梅街道の終点、昔でも戦後、塩山から奥多摩へバス2便また奥多摩から塩山へ2便が出ていたとのこと。
バスは大菩薩峠温泉で多くの乗客を降ろし、まもなく終点の大菩薩峠登山口に着く。
終点には「番屋茶屋」があり、早速今夜の楽しみの日本酒を購入、そのうち茶屋のおばあさんから「よもぎもち」をすすめられ、お茶と瓜付けでおいしく食べた。
茶屋のお嬢さんのシャッターで、記念撮影、その際茶屋をバックにして撮って欲しいとのこと、追加撮影。なんとなく、最初からゆったり気分、いつ大菩薩嶺につけるか心配なムード・・・。
舗装道、武田氏ゆかりのお寺等を眺めつつ丸川峠・上日川峠分岐に向かった。分岐で小休止、各人ごとの簡単な体操、着変え、その後林道を約15分進み、登山道へ。
急登、急登・・、休止5分が、たちまち10分に、先が思いやられる状況であった。しかし、Fさんが今日は泊まるので遅くなっても心配がいらないと、元気づけられた。
ようやく草原に出て、丸川峠に到着、丸川荘のテーブルを借り休憩を取る。
峠の出発後、太陽がさんさんと輝き、Fさんが雲取山等の山座同定を行った。
雨はなく、林間から幻想的な太陽光線、思わずスナップを撮る。
また樹間をジグザグで急登、一刻も早く大菩薩嶺につくことを祈りつつ一歩一歩前に進む。ようやく、大菩薩嶺へ、2057mの標柱、登山の無事を喜び記念撮影。
計画より約1時間遅れのため、介山荘へ電話しようとしたがかからなかった。しかし、Fさんの携帯がようやくつながり介山荘へ17:00前後の到着を伝える。雷岩を過ぎ、ガスの切れ間に素晴らしい下界の風景が見え、上日川ダム等を遠望した。
介山荘着、大広間で寛ぐ。男女3人組み、女性2人組みが同宿組みのようだ。女性2人組み、バスで一緒だったので、登山経路等でおしゃべりする。
無事到着を記念し、簡単な乾杯。今日の山小屋では、40名のキャンセルがあったとのこと、どのようにとったらよいのか一瞬迷ったが、自分に都合の良い方にとればよいとの考えに落ち着いた。
夕食の豪華さ、本格的なサラダ、うど等の副食、うどん、特別サービスのワイン、冷凍ぶどうが出てきた。今夏の徳本峠小屋の夕食と比較しつつ、驚いてしまった。
豪華な夕食とお酒も程よく回り、5人のおしゃべりはとどめなく続いた。
私には、お酒のつまみにうどの漬物が特においしかった。
寝間に入り、また驚き、部屋はきれいで6畳間を男3人でゆったり使用出来た。
本日泊り客が少ないので、こんな部屋に泊まれるのだと、天候の悪さを喜んだ。
寝間でのおしゃべりはつづかず、熟睡する。
<2日目:10/9;小雨>
6時起床、天気が気にかかったが、霧雨であった。朝食も豪華で、生たまご、やまめの寒露煮、れんこん等が付いていた。生たまごで、ごはん2杯をいただく。
小屋から「記念品(大菩薩峠介山荘のサイン入りのボールペン)」「東アルプス楽集団スタンプラリーのカード(東アルプス楽集団とは、秩父多摩甲斐国立公園内の山岳地域で営業している一部の山小屋で構成した仮想国の名称です。範囲は秩父多摩甲斐国立公園を4地域に分けて各州とし、平成15年3月27日に建国されました。雲取・両神州、大菩薩・笠取州、甲武信・雁坂州、金峰、瑞牆州)」をいただく。これに加え「小菅の湯の割引券 普通600円のところ500円」もいただく。
山小屋前の大菩薩峠の標識前で記念撮影。山小屋前のベンチで、昨日のバスで一緒だった男性が休憩していたので互いになごやかに挨拶した。福ちゃん荘から登って来たとのこと。
山小屋の若主人に見送られ、計画より5分遅れの07:20出発した。
山小屋から15分ばかり登り熊沢山へ、ここから急斜面を降り石丸峠着。
霧雨が無ければ素晴らしい眺望であろうとなげきながら、Oさんが「リベンジで再登山」との言葉が印象に残った。
石丸峠で休憩中、介山荘で休んでいた男性が追いつき、情報交換を行う。男性は、福ちゃん荘を定宿としているとのこと、キスリングのバックを背負いこに、ベテラン、70才ぐらいであった。
ここからKさんが先頭、素晴らしく調子よく、牽引機関車のごとく。昨日の様子とは一変、小菅の湯に着いてみれば、計画より50分早い12:45に到着した。
榧ノ尾山到着、コーヒーブレイクおいしいコーヒーをFさんからいただく。この時、小菅の方からの男性登山者1名に会う。結果的に遭遇した登山者は、この1名のみであった。牛ノ寝通りはどこかなと言いつつ、大ダワ分岐に到着。小さなトタン屋根の雨よけがあった。
紅葉していないもみじの樹間をとおり、モロクボ平到着、大休止昼食。介山荘の弁当、おむすびをいただいた。雨のため大休止とはならず、20分の短時間で切り上げた。
途中、江戸時代末期、慶応年間設置の「馬頭観音」を眺めつつ、この山道が青梅から塩山への幹線道路であったことに気づく。
里から、下山した山並みが霧間に眺められ幻想的できれいであった。
やや小高いところに小菅の湯があり、大きな施設であった。一般のお客さんに悪いと思いながら、玄関で汚い靴を脱がせてもらった。
カウンターで受付を終え、貸し出しタオル入れバッグを受け取り入浴。強いアルカリ性温泉で肌に良いとのこと。
いろいろな湯船、釜、桶、露天、打たせ湯等で、ゆったり2日間の疲れを癒す。
大広間で寛ぎ、生ビール、澤の井の冷酒、そば、わさび漬け等を賞味する。
大広間で1時間少々を過ごしたが、やや時間が足りなかったと思いつつ腰を上げた。
赤い、レトロの村営バスで田元まで、ここで西東京バスに乗り換え、旧青梅街道を、小菅川、奥多摩湖沿いに奥多摩駅へ。
バスは、われわれグループの専用のようであった。
計画通り、奥多摩駅16:52発ホリデー快速おくたま6号に乗車し帰宅した。
<参加者コメント>
Kさん : 賽の河原付近、霧の切れ間からのぞいた山脈が見事でした。
Oさん : 介山荘の夕食はとってもおいしかった。
Hさん : 名峰大菩薩嶺へ登った。きつかった。介山荘へ登った。
下り小菅へ、良い道だった。
Fさん : 屋根がある! 重いフトン! おいしいワイン! すばらしい仲間!
ありがとう!
Kさん : 初日ちょっぴりの太陽、2日目降雨、雨降り男になり大反省中。
小菅の湯で疲労がとれ少々安堵。皆さんのお陰で無事終了でき大安堵。
介山荘のもてなしから大菩薩峠には何回来ても良いとの印象を持てた。