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ANDO スウェーデン鋼の日本製リード削り用のナイフ。
元々はオーボエやファゴット奏者がダブルリードを微調整する為のナイフ。
このナイフはピンポイントで調整できる為、シングルリードにもかなり応用できる。
昨日、研いでもらったおかげでサクサク削れます。
クラリネットやサックス吹きがダブルリード奏者程リードの調整に真剣に向き合っているかどうかはわからないが、リードを調整する事はリードの特性を知る事できっと前よりもいい方向に向かうことであると思う。
リードは左右のバランスがかなり大事。
その前にリードの質を見極めること。
左右をうまく整えてもリードの材質が悪ければそれなりの音しか出ない。
しかも厚いリードを1週間程育てた後の作業である。
調整工程はこの様にしている。
1.初日 新しいリードの見極め(吹いて長くても30秒 薄いリードはリードカッターで先端を取るなど)
2.2日目〜5日目(育てる期間 徐々に吹く時間を長く )
3.1週間目 リードの変化がなくなってきたのを見極め微調整。(削りを仕上げてしまわないで少しずつ)
4.その後、微調整の繰り返し(今日はこれ位でという感覚が大事)
5.長持ちの液体(企業秘密)
6.1カ月いくら吹いてもいい音で変化が無いこと
7.できれば毎日吹いても2カ月持つよう観察(いい音色の持続)
5の長持ちの液体は初期の頃に染み込ませるのもあり。
質がいいのに厚くて吹けないリードをこの調整方法でシングルリード奏者達に教えてあげたい。