日曜日の静かな朝、エリザベト音楽大学でリード講習会。
生徒たちは熱心にリードの調整に取り組む。
元々は調整しなくてもいいリードを使えば良いのだけど、良い音だけど厚いんだなぁとか、ダイナミクスのコントロールがもっとつけたらなぁとか、楽器によく響きを与えられたらなぁと色々リードから楽器への振動を与えるような調整をレクチャー。
夕方、広島ウインドオーケストラの課題曲講習会を聴きに行く。
広響の音楽総監督に就任したばかりの下野竜也氏による課題曲講習会。
まずウインドの素晴らしいサウンドに驚く。
纏まる密度の高いサウンド。
決して無理に鳴らさないが欲しい時にくるダイナミクス。
アナリーゼも統一されていて奏者間のアンテナのよく張られたアンサンブル。
おそらく昨日の米子公演からあまりリハーサルは経てないだろうが下野氏だったらこう来るだろうと予測される奏者の経験値。
下野竜也&広島ウインドオーケストラのコンビはもう何年くらい経たか忘れたが随分定着して来たように思う。
下野氏による課題曲解説ポイントのトークもとても為になる。
夜は「おおぎ」にて下野氏を囲み楽団員と飲み会。
下野氏だいぶお疲れの様子。楽しい広島の夜。