お昼に撮った審査休憩中のお弁当。
土日と2日間「スマホ動画によるニュースタイル・ソロコンテスト」が名古屋音楽大学のめいおんホールで本選が開催されました。
ご存知の通り2月末からコロナの自粛が徐々に始まり3月にはコンサートやイベントが次々となくなり、5月には今年の吹奏楽コンクールが中止という決定が下され今年の中高生は吹奏楽コンクールという大きな目標を失ってしまいました。吹コンだけが吹奏楽では無いと思いますが、夏のコンクールにかけてきた中高生はもちろんのこと現場の先生方、関係者も大きく落胆したことと思います。
個人個人が育たないと吹奏楽のサウンドは良くならないと昔から言われているが果たして実際には個は育っているのだろうか?
4月末に「個を育てる」いい機会と思い普段からお世話になっている愛知県吹奏楽連盟の斎藤理事長に「動画によるソロコンテスト」の提案書を提出しました。
そして愛知県吹奏楽連盟の理事会を通して承認していただき開催する事となりました。
400名程の生徒達がこのコンテストにエントリーしました。
コンテストを開催するにあたり規約作りなどのご尽力された方々、一次審査は送られて来た動画を仕分ける方々、愛知県吹奏楽連盟に加盟している全ての学校と参加者に連絡する方々、それを審査する審査員、本当に大変だったと思います。
おかげさまで今日無事に本大会が2日間成功に終わりました。
本選では審査させていただき中高生の技術と表現力の高さに驚きました。
全ての大会が終わった後の愛知県吹奏楽連盟の理事長はじめ連盟役員さんの満足そうな表情に安堵しました。
コロナが終息すれば動画コンテストというとても大変な作業でわかりにくい審査も同時に終息するかもしれません。
しかしながらヨーロッパなど海外では昔から動画審査、録音審査ということは当たり前の様に行ってきていることも事実です。
これからコンテストの手段の一つとして残れば良いかなと思っています。我音大も新しい試みとしてオンライン入試を今年度から一部始めます。
今回このコンテストを受けた人、出たかったけど間に合わなかった人、出場しないけどコンテストの課題を練習していた人と色々な形でソロの作品に触れたと後で聞きました。この大会を通じて自己表現が学べたのではないかと思います。
東海吹奏楽連盟では毎年12月〜3月にかけて中日ソロコンテストが開催されています。
是非とも「個を育てるコンテスト」にどんどん出演する生徒達が増え、個が育っていき、ますます音楽が、合奏が楽しくなることを願っております。
アマチュアからプロ全てのミュージシャン
コロナに負けるわけにはいかない。