JBAの管打楽器ソロコンテストの録音審査で刈谷文化会館へ。
全国大会へ進む東海大会だけあり中学校も高校もハイレベルな演奏を聴かせてもらいました。
特に無伴奏の作品を演奏する方にいつも思う事の一つに、休符を音楽の一部と捉えない人が多く、ブレスの時間或いは次への準備にしか意識がいっていない事がある。
タイミング的にはいつも早く入ってしまい音楽の流れ自体が稚拙なモノになってしまう事が多い。
何故作曲家はそこに空間を置いたのだろうか?
カデンツァの間の取り方は特にそうだと思う。
休符を音楽の一部と捉えられたらその後のタイミングや音量や内容も変わってくるだろうし、逆に考えればそれは音楽表現の大きな助けになるだろう。
是非、曲中の休符は休憩の時間ではなく、音の無い音楽的な空間と思って聴き手の心を掴んでください。
休符を制する者は音楽を制す!