この度の新たなる門出(?)を機に
おんぼろ我が家を、思い切ってリフォームすることにいたしました。
リフォームと言っても、TV番組であるような画期的なものではなくて
雨漏り及び床の老朽化対策と言った必要最低限のもので
外壁の塗り替え、フローリングの張替と水回りを少々
と言った程度のことでございますが
しょぼい予算内で決行するのですから、業者さん選びで悩んでおりました。
いっそ、最上級のおんぼろ加減だったら
ビフォー&アフターに応募することもできたでしょうが
中途半端におんぼろというのは、自分で業者を見つけなくてはならず
厄介でございます。
ちょうどそんな折、空家だった隣の家のリフォームが始まり
バイトの行き帰りに、毎日業者さんと顔を合わせるようになったので
挨拶ついでに概算を尋ねてみましたらば、案ずるより聞くが安しでございまして
即決で、その業者さんにお願いすることにいたした次第でございます。
隣の家のリフォームが終わり次第、我が家に着手してもらうことになっていたのですが
隣の家をやっている間も、我が家の惨状を見かねた社長さんが
伸び放題になっている垣根を切るように植木屋さんを遣わせてくれたり
傾きかけている物置を移動してくれたり、ずれていた門扉を直してくれたり
捨てる手段がないまま放置していた物干し台やら訳のわからんゴミを捨ててくれたりと
日ごろ気になりながらも手つかずになっていた事を、次々にやって下さったのでした。
圧巻は、車を駐車することのできなかった極狭の駐車場もどきを
車が入るだけのスペースに広げて下さったことでございます。
晴れて我が家に車を止めることができるようになった長男は
駐車場代金5千円也が浮いたこともあり、その心意気にいたく感激いたしておりました。
悪徳業者がはびこる中、こんな親切な業者さんに巡り合えたことに
感謝することしきりでございます。
で、プライスレスのご親切にささやかな御礼の気持ちをばと
ビールを持っていきましたらば、その翌日には新米を届けてくださいましたし
我が家を作業してもらうようになってからは
職人さんたちへのお茶だしは当たり前のことなのに
いつも気を使って頂いて・・と、逆に差し入れを頂いたりと
至れり尽くせりの社長さんでございます。
本日など、職人さんにお昼御飯を出したことを知ると、いたく恐縮されており
その御礼なのでしょう、夜になってわざわざお寿司を届けに来て下さったのでした。
しかも、私御用達回転寿司屋さんの
私の好きなサーモンづくしのお寿司を届けて下さったのでした。
(リサーチ力に脱帽)
ありがたや。ありがたや。
こんなに素晴らしい社長さんですから
このぶんで行くと、リフォーム費用もきっとタダにしてくれることでしょう。
めでたし。めでたし。
・・・んなアホな
