岐大医学部付属病院 東側眺望 9階建て屋上にドクターヘリポートがある
手術の傷口は術後2日ほど大変痛み、Drから「あれだけ大きなものを取ったのですから、少しは痛みますよ」といわれ、常飲している薬も2日分の緊急処方分が切れ、睡眠導入剤を含め7日分を処方されました。3日目くらいから傷口が治りかけて今度は痒く、透明テープを広く貼った創部を掻かないようナースさんに注意されました。想像したより大きな創部で10センチもあります。
ありがたいことに何時の入院手術でも私は良医に恵まれます。これは運もあるし、岐大医学部系の医師の質の高さもあるでしょう。今回の担当医、頭頸部外科の助教授も大変気安く話されるし、話し易い良医でした。毎日か1日置きくらいになった診察も病室でなく、処置室の診察でしたが、病室までDr自らが呼びにこられました。
「あなたを捕まえるのは大変だ」とも言われ、広く大きな病院を散歩したり、靴に履き替え、広い構内を散歩したりしました。構内には医学部の建物が隣接していますが、ここはカードがないと一般人は入れません。その隣のビルが岐阜薬科大学です。合併の話しもありましたが並立なのでしょう。
構内には広い庭の一角に献体碑がありました。医学に貢献され献体された方々の供養碑です。大きな土饅頭で天体観察のドームのように半分真ん中に切れ目が入っています。その土饅頭の真ん中に碑があり、献花の造花が供えてあり手を合わせお参りしました。その傍には実験動物供養碑もあり、これにも手を合わせました。
この病院は新しく豪華で広い建物です。県病院のある医師は「大理石造りですから・・」と半分呆れたように言われましたが、エントランスロービー、ホールは壁も床も大理石のピカピカです。病室のエレベ-ターの壁も大理石だったか?
県病院入院の時は、ある患者が「大学病院の待合室の廊下はホテルのようだ」といわれましたが、広くゆったりしています。退院して4日後、義母が91歳で、変形性膝関節症を人工関節に置き換える手術を8月末に受け入院中なので見舞いましたが、その近郊都市の民間病院は、建て増しに次ぐ建て増しで駐車場も狭く迷路のようでした。
大学病院で、まごついたことは斬新な機能的設計で、病室へ行くにも、病室からどこかへ行くにも、オープンスペースのスタッフステーション前を通らなければ、行けない設計になっていたことです。数日間は勘違いして迷いました。後で聞くと誰でも迷うのが普通だということで、スタッフステーション前を通らなければならないのは、目的があって「不審者の進入見張りや、患者の観察、見張りなど家の玄関と思ってください」と、看護師が言いました。
それと看護師や医師が病室へ短距離で直行できる動線で設計してあったことです。