たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

入院4日目以降4

2012年11月09日 | 日記

もう一つ二つ要望を申し上げると
・入院したら治療計画(クリニカルパス)を行程表(ロードマップ:目標管理)で示していただくと良い。
県病院はキチンと対応されていて手術日は何日、その後を1日刻みで導尿管(フォーレ)を抜く日、廃液管(ドレーン)を抜く日、抜糸の日などを示されました。
大学病院は病気によりパスが出ることもある、と看護師が説明されたが、私にはパスは示されなかった。

・消灯時間がこの病院は22時で、ある夜、23時頃けたたましくサイレンと非常放送があり、「9階で火災発生!直ちに避難して下さい」と2、3回繰り返された。
ウトウト眠りに着いた頃でビックリして、スタッフステーション前へ行くと看護師が4、5人待機していて、「ここで待て」と制止されました。
そのうち非常階段に近い病室の患者数人が非常口の方へ行くので看護師が走って行って制止しました。誤報だろうとの予想もし、9階は最上階なので類焼被害の心配はありませんでしたが、9階は精神科の病棟なので、もしやと心配しました。数分してやはり誤報の知らせがナースに入り部屋に戻るよう指示されました。誤報の院内放送はありませんでした。聞くと時々システムが誤作動するといいます。こういう非常放送が時々あるとは困ったものです。

・もう一つは、この非常放送があった昼間に、「○○ナンバーのお車にライトが点灯しています」と院内放送がありました。数百人の患者とスタッフ、1000人近い人に車のライトの点灯ごとき放送ははたして親切なのか、無神経なのでしょうか。
「駐車違反の車が邪魔なので移動して下さい」という放送は、業務支障の命令放送なのでしかたがないでしょうが、事柄の本質が違うのではと思います。
ショピング・モールでは迷子放送はしますが、車のライト点灯は聞いた事がありません。どういう事柄を院内放送するということを、マニュアル化しておくべきでしょう。

点灯放送は亡妻の末期入院中に、JA系の病院でもありました。夜中の23時半頃、数百人の患者が皆起こされてしまったことがあります。その夜、事務局長に伝えてくれるようクレームしたら、翌日看護師長が謝りに来られました。

・後日、看護師長さんにマナーの悪い面会患者とケータイ・院内放送のことを申し出ました。師長さんは面会については患者の自覚の問題、直ちにストレートに注意すると相部屋の人間関係を阻害し言い辛い。程度問題。点灯放送もまた親切過剰か、無神経か、関係者としては微妙とのこと。ロビーマネージャーにも院内散歩の際、このことで雑談。結論は「岐阜は偉大なる田舎だねえ」と、苦笑しました。

毎日長時間面会したい患者や家族は、個室を頼むべきなのです。差額ベッドといわれる個室代は・大学病院はCが6,300円、B15,750円、A31,500円となっています。
県病院は個室A5,800円、B5,590円、特別室A21,000円、B12,600円でした。

亡妻の末期のときは、外来看護師が初めから個室を手配してくれ、アンぺラ建築で隣室の話し声が筒抜けの部屋で4,500円。これを死亡するまで8ヶ月使わせていただきました。
費用は百万円以上かかったけれど、補助ベッドを頼み、許可申請して妹と私と長男が土曜日と24時間分担して付き添いました。
がんの脊椎転移で激痛を訴える患者を見殺しにして、置いて来ぼりは人道上許されないし、膵液を時々嘔吐するので窒息する危険もあったからです。モルヒネが良く効いて眠るようになったのは死期迫る数ヶ月だけでした。

今回、退院手続きの際医療費の支払いで、お世話になった個室代6、300×2昼夜=12,600円が抜けていたので申し出ました。係りは病棟へ問い合わせて、看護上の必要で病院措置なので無料と、ありがたい措置を採っていただき感謝しています。