たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

選挙序盤戦

2012年11月28日 | その他
高山市高根町野麦からの乗鞍岳
選挙序盤戦が熱を帯びてきました。新聞には「好むと好まざるとにかかわらず、私たちは政治なしにやっていくことはできない」、本のあとがきを紹介していました。

寒さ厳しかった昨日は、昼前はご近所の老人の葬儀にお参り、夕方はなぜか右足の指から付け根にかけて腫れ、痒みがあり皮膚科へ行きました。
待合室で新聞を読んでいたら高齢者の男性に大声で話しかけられました。

客:「滋賀県知事が脱原発でまた新党結成とか、そんなことができるのかね。現職の国家議員でもないのに」
私:「新党は誰でも結成できると思いますが、誰が支持してくれかでしょうな。市長や知事さんは本業が暇なんでしょうね」
客:「沖縄の普天間は辺野古へ移設するしかないな!さっさと作って移せばよかったのじゃ。沖縄の何とかいう知事もはじめは辺野古に賛成じゃた」
私:「仲井眞知事ですか、日本は戦争に負けたので、基地はしかたがないね。」(満州から引き揚げて来た義母はそういう)
客:「そう、無条件降伏したのでね」
私:「沖縄の基地はアメリカの都合のいい場所がたまたま沖縄だったわけで、北海道がよければ北海道に作っていますよ。東アジアに睨みを利かす都合のいい場所が沖縄なのでしょう」
客:「そう、中国を監視するのに沖縄が最適じゃもの、日本を守るための沖縄じゃないね、女性を犯したり、酔っ払ったり、困ったものじゃが、街の真ん中に飛行場がある普天間はやはり辺野古へ持って行くべきだと思うよ、あそこは何もない岬やでね」
私:「そう思いますなぁ。消費税特区にして5%据え置きが私はいいと思いますねぇ。それにしてもアメリカ兵の質は悪いねぇ」
客:「全くじゃ、原発もなくしてしまって代替があるのかね」
私:「電気のない生活は考えられないし、今度の選挙は悩むね」

客の正論にたじたじする、現実認識もしっかりしておられた。待合室の老若男女10数人が聞き耳を立てられたか、呆れて聞かれたでしょう。その辺で診察室へ呼び込まれました。ばいきんが入ったかもしれないと、血液検査と皮膚を綿棒でこすって顕微鏡検査されました。

今回の選挙の争点は第一に、原発、エネルギー問題 第二に、環太平洋経済連携協定(TPP)への対応 第三が、外交・安全保障と新聞の社説だ。そのほかに社会保障や景気回復、などなど山積の課題が待ったなしだ。 週刊誌で、あの田中真紀子さんが、安倍自民党総裁を「腐ったトマト」みたい、と評していたし、安倍さんの選挙演説、あるべき理想、国家感は私にはどうかなぁ?と思われる論調だ。

今回引退された、森喜朗さん、福田康夫さん、羽田孜さん、黄門さんの渡部恒三さんなど、読売新聞が特集していた。森さんは安倍さんを評して「美しい国といっているが、まず自分のこころが美しくなければならない。長幼の序をわきまえるべきだ」といっていた。よほど合わなかったのであろう。
渡部さんに「老人の火遊び」と評された石原慎太郎氏の、「私が立たなければこの国はおかしくなってしまう」との言葉は、ちと傲慢ではないのかな。暴走老人とか。
支持率は自民20%前半、民主10%前半、維新10%前後と新聞は書いている。

どの党派を投票するか迷いに迷う今回の選挙です。 その田中真紀子さんも危ないというし、マスコミは政治理念のしっかりしない維新にすりすりしすぎるね。