某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

シンガポールのウオツリセンター

2009-09-07 | その他
シンガポールに行った組から聞いた
シンガポールにはシンガポールのなまりがある
タクシーに乗って
ワールド・トレード・センターというと通じない
大きな声になり
アクセントを変え
いろいろ試したあげく
観光ガイドを出して示すと
オー、ウオツリセンター!
と言ったらしい

魚釣りセンター???

No No No!!!
World Trade Center!!!
Yes ウオツリセンター
No No No!!!
World Trade Center!!!
ウオツリセンター
その押し問答
後で同僚に聞くと
シンガポールの発音で
World Trade Centerはウオツリセンターと言えば良い
とのことだった

過去からの贈り物

2009-09-07 | 読書メモ
『栄光なき凱旋・上』真保裕一

戦争ものは苦手
特に夏には毎年ドラマや映画が製作され
愛国心を煽りたいのか
先の戦争を正当化したいのか
戦争は無益で、悲惨という教訓なのか
何かしら意図的
ミスリードされているような気がしてしまう

『栄光なき・・・』には違うものが見える
ハワイとロスに住む日系アメリカ人が
真珠湾攻撃を境に激動する時代を生きる話
自分の安全と明日の保証のため
必死になるのは仕方がないが
度を越えては、身勝手にもなる
そしてアメリカで生まれた日本人
国籍はアメリカでも、見た目が日本人
両親は国籍はもらえない日本人
両親の祖国に愛着やしがらみがあり
日系人が多いことを知りつつハワイを攻撃した日本を恨み
アメリカへの信頼を持ちつつ
マイノリティへの差別や横暴に怒りを感じる
自分は何者か
どれほどのものか
向き合っていく

今でも差別は存在する
そして争いはなくならない
某が住んだ東海岸の古い州は
同じアメリカ人でさえ
「アメリカだと思わないでくれ」というほど
今もまだ人種差別の問題が蓄積されている
しかし
日本人を見る目は随分良くなっている
ジャパンマネーとか日本車のおかげもあるかもしれないが
実感したのは
先人たちの勤勉さと温厚な物腰、そして品格への評価だ
日本で思っているより人としての評価は高い
先人たちの贈り物
恩恵だと思った
貧しいマイノリティ
黄色い猿たち
からここまで評価を上げた背景には
想像も出来ない努力と忍耐があっただろう
『栄光なき・・・』では
孤高を気取りたがる日系人
と自嘲気味に、しかし誇りを持って踏ん張る若者がいる
自分はかの地で何か出来たのだろうか?
自分たちの世代は50年後、100年後の日本人像に
何か貢献できるだろうか?
某がもらった分の一部でも
未来の誰かにプレゼントは残せるかな
と思いながら読んでいる

これから中巻に入ります
じゃ、買いに行って来ま~す



自分の悲しさと人の悲しさとみんなの悲しさ

2009-09-07 | ♪♪♪
小澤征爾のインタビュー
日本人の悲しみの表し方は
ほかの国の人々と違う
それはハンディになりますか?
と聞かれて
なるんです
と答えた
しかし
自分と人と表現が違ったり
感じ方が違っても
自分と人の悲しみが違うと思ってはいけない
そんな言葉だったと思う
そこを越えたところで
何かつながっている
音楽だけじゃなく
芸術だけじゃなく
とても意味深い話だった